今日は、FMカオン2月分の
「たけ平の楽語の時間」を収録しました。
今回は、昭和の色物の先生方の特集です。
リーガル千太・万吉師匠の漫才や、
浮世節の西川たつ師匠など、
私の解説で、貴重音源を放送収録!
どうぞお楽しみくださいませ![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
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【たけ平今日の一曲】
~江利チエミ「チエミのさのさ」~
今回は、柳家三亀松師匠も収録。
三亀松師匠の芸種は、
三味線漫談、粋曲です。
三亀松師匠といえば、
寄席色物の大看板であるだけでなく、
当時の芸能界のドンとも言われていました。
池之端にお住まいだったので、
人呼んで、池之端の師匠。
戦前は、吉本興業に所属していました。
柳家金語楼先生と看板を張った大スターです。
お色気都々逸、さのさが受けに受けて、
三亀松ブームが起きます。
戦後も重鎮として活躍しました。
芸能生活40周年のゲストが、
美空ひばりさんと、江利チエミさんです。
三亀松師匠の三味線に合わせて
チエミさんのお父様が、ピアノ演奏もされました。
昭和30年代前半、江戸端唄ブームがありました。
その流行に乗って発売されたのが今日の一曲。
昭和33年の作品です。
江戸古来のさのさを現代風にアレンジして、
バック演奏が、東京キューバンボーイズ。
当時の若者にも受けて大ヒット!
紅白歌合戦でも歌われました。
江戸古来の歌が、流行した、
なんとも粋な時代です。
江戸の歌は、言葉が少ないのに、
人間描写が見事なところが素敵です。
ジャズ畑のチエミさんのさのさ、
是非聴いてみて下さい。