先日、南大沢総合式場さんに
独演会で呼んでいただきました。
午前中から、たっぷり2席!
「紙入れ」を口演。
【たけ平今日の一曲】
~田端義夫「別れ船」~
メモリアルホールといえば、
「別れ」のところ・・・
と、いうイメージがありました。
しかし、スタッフの方に聞くと、
「集う」場所でもあるそうです。
亡き人を みんなで送ってほしい・・・
だから、「別れ」の前に
「集う」ところだそうです。
その認識を持ってもらいたくて、
落語を呼んだり、イベントを開催することで、
「集う」習慣が出来れば・・・
と、おっしゃっていました。
昭和歌謡のジャンルで、
別れの歌は、多いです。
今日の一曲は、
バタヤン、戦前のヒット曲。
昭和15年の作品です。
作詞した清水みのるさんは、
「船」の歌を沢山、お書きになりました。
「かえり船」、「かよい船」、「とまり船」、
「ひと夜船」、「ぎおん船」、「なごり船」等々…。
清水さんの親友、サトウハチローさんは、
以下のように話しています。
「清水は、船の歌ばかり書きやがる。そんなに船の歌、書きたいなら、質屋の歌で『ながれ船』でも書け。そのうちに俺が『たすけ船』を出してやるから」
なんとも面白いエピソードです(笑)。
「島の船唄」に続く、船物ヒットとなりました。
バタヤン独特のバイブレーションが、
聴く人の涙を誘いました。