先日、柳家小里ん師匠の
芸談の会がありました。
「柳家小里ん~我が道、我が落語」
というトークイベントです。
私は聞き手として出演させていただきました。
トークのみの会で、落語はありません。
会場は、浅草劇亭で開催されました。
小里ん師匠が、
トークのみの会に出演されるのは、
初めてだそうです。
芸談風景です。
↓
今回は、師匠の入門までのお話を伺いました。
少年時代のこと、当時の浅草、
それから、昭和30年代の寄席の風景などを
お話いただきました。
とても貴重な話ばかりで、驚きの連続!!
貴重映像も交えながら、
お客様に楽しんでいただきました。
次回、第2回は、
小里ん師匠が入門されてからのお話です。
楽しい会で、私自身、とても勉強になります。
ご来場ありがとうございました!
【たけ平今日の一曲】
~近江俊郎・奈良光枝「悲しき竹笛」~
少年時代から、芝居、寄席など、
様々なものをご覧になっていた小里ん師匠の
知識と、記憶力に、感激しました。
そして、映画にも詳しい師匠です。
昭和の映画では、
主題歌もたくさんヒットしました。
戦後すぐの昭和21年
大ヒットした主題歌があります。
それが今日の一曲です。
大映「或る夜の接吻」の主題歌。
アメリカ側の指示で、
「ラブシーンの接吻を、日本映画にも取り入れて作ること」
と言われます。
これは、戦後、民主教育の一端でした。
接吻映画ということで、
大衆が映画館に押し寄せます。
手に汗を握りながらシーンを待っていると、
男女が傘の中で抱き合い、
肝心のキスシーンは、
画面一杯の傘の写しで遮られるというものでした。
大衆は不平不満で映画館を後にした
というエピソードが残っています(笑)