昨日まで、浅草演芸ホールで、
トリをつとめていましたニコニコ
 
夜の部のトリはドキドキします。
 
やるネタが、あるかな…と(笑)
 
浅草演芸ホールは、昼夜の入替が無いので、
昼の部からのネタも、
夜の部のトリは、全て避けなければいけません。
 
同演目は勿論ですが、
同じ世界観を持った噺が出ている場合も、
基本、避けます。
 
例えば、「お若伊之助」というネタがありますが、
これは、「狸」が関係します。
 
近くに「狸札」とか、
そういうネタが出ている場合は、
ストーリーがまるで違っても、
世界観が同じなため、
避けなければいけません。
 
着物を着替えて、
前座さんが、「お後、お願いします」と、
ネタ帳を持ってきてくれます。
 
ほぼ、出番直前みたいなものです。
 
出されたネタ帳、
ずらっと、昼の部から、
今日出た演目を見た瞬間、ゾッとします(笑)
 
空いているネタが、あるのか…と。
 

 
このドキドキ感が、苦しい反面、
また、クセにもなります(笑)
 
寄席は「ライブ」の面白さ満載です!
 
【たけ平今日の一曲】
~岡晴夫「青春のパラダイス」~
 
世界観が似ている歌手といえば、
個人的には、
岡晴夫さんと、笠置シズ子さんの
お二人だと思っています。
 
戦後、焼け野原の失意にいた日本人に、
歌で勇気を与えたお二人です。
 
性別も内容も違えど、
高らかに明るく底抜けに響く歌は、
大衆の味方でした。
 
岡晴夫さんのステージは、
お客さんが、常に、手拍子、
そして、足で地面を叩き、
思い思いのリズムを取って、
盛り上がっていたそうです。
 
オカッパルの歌声は、
まさに、平和の象徴でした。
 
戦後、「東京の花売娘」に続く、
第2弾のヒットが、今日の一曲です。
 
この歌は、略して「青パラ」と言われ、
親しまれました。
 
昭和21年のヒット曲です。
 
戦後、いち早く好調な滑り出しをしたのが、
オカッパルでした。