こんにちは。
自信のない方専属ライフコーチのゆきです。
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<3月2〜4日>アンコールワットでのリトリート、ご一緒しませんか?

 

 

【他界した親父へ、届くはずのないEメール】

 

メールの整理をしてたら、1998年に57歳で他界した父に書いたメールが出てきた。

書いたのは2011年12月16日。

初めての本の企画が、出版社内の企画会議で、正式にOKが出たあとに書いたもの。

 

===

 

おとんへ。

おとん。ゆっくり休んでるか?

俺な、本出せることになったんやで。

どう?すごいやろ?

俺が中学の時、おとん、政治家になれとか、

弁護士になれとか、いうてたやろ。

俳優になれとも、いうてたな。

まぁ、どれにもなってないけど、

もっとええ仕事ができてるで。

「ライフコーチ」って仕事やねんけどな。

おとんが死ぬ前の年に、

アメリカからコーチングってのが入ってきててな、

それを今、仕事にしてるねん。

まぁ、説明してもわからんやろうから、

これ以上、説明せえへんけど(笑)

一言で言うとな、

自信のない人に勇気を与える仕事やねん。

どう?ええ仕事やろ。

それでな。

この仕事の延長で、

自信がなくて、将来のこと考えたら不安になるような人に向けて、本書いてん。

おれが東京へ行って、

テレビとか映画とか出るようになったら、

飲み屋でいろんな人に自慢してたな。

ふたりでスナックに連れて行かれて、

「あら、息子さん、おっとこまえやなぁ」って

こんな風に言われるのが、俺は嫌で仕方なかったわ。

でも、おとんが嬉しそうやから、我慢してたけどな。

今やったら、もっと、自慢できたのになぁ。

もう、それがでけへん。

残念やわ。

ちょっと、まじめな話するな。

俺、おとんのこと大嫌いやったわ。

俺が中学のころから、こそこそし始めて、

家に帰ってこなくなってたけど、

高校の時に、女がおるのがおかんにばれたよな。

みんなで家族会議したのは覚えてるけど、

あの時は、許せなくて、許せなくて、

感情が高ぶって、泣きわめいてたけど、

今となっては、何を言ってたかまるっきし覚えてないわ。

あんときな、

めっちゃ裏切られた気持ちやってん。

それは、俺だけじゃないで。

おかんも、まさみちも、たえこもそうや。

裏切ったことは、許されることじゃない。

だって、それまでも、生活保護受けてるからって、

俺ら、どれだけ窮屈な思いしてきたと思ってるん?

うちは、普通の家庭じゃない、って。

「おまえんとこのおとん、なんの仕事してんの?」

「だあ坊のお父さん、何の仕事してはんの?」

こうやって聞かれるのが大嫌いやったわ。

「わかれへん」

こうやって答えるしかないんやもん。

これで、かんべんしてくれたらええのに、

「わかれへんて、なんやの?」

って、さらに突っ込んで聞いてくる馬鹿な大人もいたし。

ほんまに、いややったわ。

でもな。

俺も40過ぎて、親父になって、おとんの気持ちが

毎年、毎年、ちょっとずつ、わかるようになってきたわ。

おとん、ほんまに辛かったやろうなぁって。

30になったばかりの頃に、体壊して、働けなくなって、

学歴も中卒やし、誰も雇ってくれへんって、ほんまに辛かったよな。

おかんも、なにか特別なことが出来るわけでもないしな。

子ども3人もおるのに、すごいプレッシャーやったよな。

それから、死ぬまでの27年間。

俺ら家族をよく守ってくれた。

ほんまに、ありがとう。

ずっと、ずっと、おとんのこと嫌いやって思ってた。

あんな大人になってたまるか。

俺は、絶対に、まじめに暮らすで。

おとんみたいに、絶対、家族を裏切れへんって。

絶対に、社会に対しても、堂々と生きていくって。

俺は、弱い人のため、苦しんでる人の役にたつぞって。

正しいことをして、自信を持って生きていくって。

絶対に、俺は俺の人生を生きていく。

おとんの影響なんか受けてたまるか。

俺は、俺の力で、人生を切り開くんじゃ!って。

こんだけ、俺はおとんのことが大嫌いやった。

おとんの生き方への反発をエネルギーに変えて生きてきたんやから。

でもな。

振り返ってみたら、皮肉なことに、

おとんは死んでからも俺につきまとっててん。

おとんに反発し続けてきたからさ。

「おとん、みたいになれへんぞ。絶対におとんみたいになれへんぞ」ってな。

結果的に、おとんのこと、ずっと意識しつづけてたわ。

影響受けてたまるかって思ってたくせに、

結果的に、おとんの影響受けて、ずっと生きて来てたわ。

おとんが逝ってしまうちょっと前に、

「フィリピンに行ってくるわ」って言うとき、

成田で会ったよな。覚えてるか?

あの時、フィリピンとかセブとかってよく知らんかったけど、

俺もアジアの国々に興味が出て来て、

「あぁ、そういえば、おとんセブに行ってたなぁ。どんなところやろう?」

って思って、1泊4日の弾丸旅行に行ってきた。

今から思ったら、この本が生まれるきっかけも、おとんやったわ。

弾丸で行ったセブに惹かれて、次は英語を勉強しに行って、

成田から家に帰るバスの中で、急に物語がひらめいてん。

それから約1年かけて、この本を書き上げました。

おとんに負けたくない一心で、

30でマンション買って、やりたい仕事で独立して、

たくさんの人に貢献したい一心で、ここまでやってきた。

けど、振り返ってみたら、

なんか全部、おとんが仕組んでるみたいやな。

おとんには、かなわんわ。

でも、まだ負けへんで。

俺、まだまだ、頑張るで。

でも、せっかくもらった命やからな。

「なんで、こうなったんやろう。。。」

最後は、おとんみたいに、後悔して逝きたくないから。

まだまだ頑張るで。

おとんの分まで、一人でも多くの人のお役に立てるように頑張る。

だから、これからも、俺の中に生き続けて、応援して下さい。

エネルギーを下さい。

俺、頑張るから。頑張って、自信のない人たちに勇気を与え続けるから。

ただゆき

2011,12,16

 

 

 

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