横須賀に大正１３年開業の老舗鰻屋「隅田川」がある。
兎に角柔らかく美味しいうな重を頂ける。どこかのコメントで横須賀一の味と評さていた。
お店で食べたいことはなく、いつもテイクアウトし、ジックリ家で味わう。器を持参すると本物の肝吸いを付けてくれる。何かのお祝いごとやお客様のおもてなしにも利用させてもらっている。
横浜の金沢区にも鰻屋があるので姉妹店だろうか。隅田川（大川）近くから移住してきたことに由来するとどこかで読んだことがある。隅田川近くの墨田区で生まれ育った私としてはことさら親近感を感じる。
そんな鰻屋隅田川は稼ぎ時である土用の丑の日には毎年休業してしまう。
ずーっと不思議に思っていたが、先日注文した折に奥さんと思われる店の方に聞いてみた。「うちは一人でやっているので、丑の日に注文が殺到すると どうしても仕事があらくなる。（主人が言っているのでお休みしています」
ヒャー素晴らしい。江戸っ子職人だねー。久しぶりに聞いた粋な良い話しでした。
