骨盤位(逆子)最近の2症例 | 大阪府枚方市 はやし鍼灸整骨院ブログ

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枚方市楠葉、大通りから少し入った所にたたずむ小さな治療院です。

逆子が改善された最近の2症例です。

 

 

①35歳 第1子

 

初診:10月13日

週数:33W+1

 

31Wの検診で初めて骨盤位と診断される。

その2週間後、一昨日(32W+6)の検診でもやはり骨盤位であった。

 

産婦人科の診察では臍の右に頭があり、胎児の背中は左を向いていた。

本日も触診により、胎児の頭が同じ位置にあることを確認。

 

この患者さんは当院の不妊鍼灸を経て妊娠されており、当院での鍼治療の経験があることから、より治療効果を出すために定型の足部の灸治療に加えて鍼治療も並行して行なった。

また、過去にも経験があることから自宅での施灸を指導した。

 

 

第2診:10月17日

週数:33W+5

 

臍の右にあった頭が触知できない。

心音は臍の左下方で最も強く聴こえるが、週数から考えて頭位であるかは微妙なところ。

 

足部への灸に加えて、肩こりなど他の愁訴を中心に鍼灸治療を行なった。

また、次の検診は35週であったが、頭位に改善されている可能性が高いため、近いうちに産婦人科で逆子チェックをしてもらうよう指導した。

 

10月20日(34W+1)に電話あり。頭位に戻ったとのことで治療終了。

 

*****

 

②29歳 第1子

 

初診:10月30日

週数:29W+5

 

27Wの検診で骨盤位。

その2週間後、28W+5の検診でも再び骨盤位と診断。

昨年、ご友人が当院の逆子治療で改善しており、ご紹介を受けて来院。

 

産婦人科の診察では臍の右に頭があり、胎児の背中は右に向いていた。

週数が30週未満ということもあり、弱圧の触診では頭部の位置に確信が持てなかったが、心音の位置からして胎位は変わっていないものと推察された。

 

足部の灸治療を中心に施術した。(鍼は不使用)

 

 

第2診:11月2日

週数:30W+1

 

同処置。

 

11月6日(30W+5)に電話あり。頭位に戻ったとのことで治療終了。

 

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当院では、

・胎児の頭部の位置

・心音の位置

・お腹の蹴られる場所

の3点をチェックすることで胎位を推察し、治療しています。

 

逆子体操だけでは逆子の改善はなかなか期待できませんので、妊娠28週以降で2回の検診にわたって逆子が継続されている方は、できるだけ早期に鍼灸治療を開始されることをお勧めいたします。

 

 

逆子と言っても色々ありますね。