「発刊する、しない」は営業の方が決めていて、
そして、その営業の方たち、つまり売る側が保守的にならざるを得ない
というお話をしました。
何だか、あと味が悪かったので続きとして…。
この出版社の保守傾向は、出版社だけの責任かといえば
そうではありません。
つまりは読者が保守傾向にあるから、出版社も保守傾向にならざるを得ない。
当たり前のことなのですが、読者のニーズにあった商品をつくるのが
出版社の使命でもあります。
特にビジネス書では、
「具体的に何の役に立つか」が明確でない本を、
「とりあえず何か役に立つかもと買って読んでみる」
要するに、リスクを背負ってでもお金を払って本を買う、
というのは、
ただでさえ財布の中身が厳しいこのご時世、ちょっと暇つぶしに…
または、ノーリスク（金銭的に）で情報を収集できる
インターネットがある現在では、考えづらいです。
読者がそうなれば、書店もそうなります。
書店がそうなれば、出版社もそうなります。
出版社で働く編集者もそうなります。
しかし、そんな閉塞感を破るのは、保守的な人さえも冒険したくなる、
魅力的な本だったりします！
みなさんからの魅力的な企画をお待ちしております！