発刊を決めているのは誰か | 投資 本、ビジネス書を商業出版する方法

投資 本、ビジネス書を商業出版する方法

投資家(FX、株式、日経225、CFD、不動産投資、投資信託など)やネットビジネス(アフィリエイト、ドロップシッピング、オークション、ネットショップ、情報起業)に向け、本を出版する方法、実際に出版できた企画書サンプル(事例)を参考に出版企画書の書き方も。


みなさんにお書きいただいた企画書はもちろん編集者がまず見て
「これは!」と思ったものを会議で提案し、
2~3回の会議を通過して、やっと出版が決まります。

その会議で、もちろん話し合う内容、参加しているメンツは異なってきます。

そして最終的な会議では、他のセクションの方も参加し、
企画の内容だけではなく、本の価格や発刊部数はもちろん
採算が見合うかどうかなどの結論が出されます。

では最終的な会議での「発刊する、しない」はいったい誰が決めて
いるのでしょうか。

ここで、真っ先に浮かぶのは「編集長」ではないでしょうか。

しかし、実は違います。

どんな業態でも同じだと思いますが、会社でいちばん
権限をもっているのは営業だったりしますよね。

出版社も同じです。

これまた再三言って申し訳ないですが、
本は出版社にとって商品です。
営業、つまり売ってくる人たちが「それ売ってくるから、つくって」
と言わなければ、つくれません。

出版する、しないの是非を決めているのは、営業部の方々だったりします。

編集者がどんなにいい企画だから!と力説しても、
本を売るプロ、つまり営業が「売れないんじゃない」と言えば、
企画は通りません。

本をつくる立場としては、けっこう冒険できたりしますが、
売る側が保守的にならざるを得ないことは、本に限らず、
イメージしやすいと思います。