【「ありがとう」がどうしても言えないASD息子との妥協点〜アイ・ラブ・ユー😂】

不登校でASD・軽度知的障がい、場面緘黙傾向もある小1息子。

挨拶(おはようございます・ありがとう・ごめんなさい、などなど)が
どうしても言えません。

・親が挨拶をする姿を見せる
・一緒に挨拶する
・ジェスチャーでもOKとする

などいろいろ試行錯誤しましたが、
それでも挨拶はしませんでした。

特にごめんなさい・ありがとうが言えないことは、帰省中も度々従姉妹や祖母と問題になっていました。
放デイの先生とも「ありがとうやごめんなさいが言えるといいですね」と次の目標にしています。

・息子が◯◯がほしいと言うので、とってきてくれる
→息子何も言わずに奪い取る

今までは不適切な行動はスルーするということで、息子が挨拶をしないことに対しても、基本的にはスルーしていました。

しかし復学支援での指導や、
ABAの専門家の奥田健次先生の著作などを通じて、
息子は何も言わなくても最終的にほしい物を持ってきてもらえているので、
「何も言わない」行動が強化されてしまっていると観察することができました。

誤学習が続いているので、このままスルーしていても、息子が自分から「ありがとう」と言い出す可能性はとても低いと判断しました。

無理矢理挨拶させるのはもちろんNGなのですが、特に「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えないことは、友だちや周りの人とトラブルになります。
将来の自立のためには、段階的に身に付けるべきスキルだと判断しました。 

(因みに場面緘黙のある次女は話せる人には問題なく挨拶ができるので、場面緘黙が直接的な原因ではないと思います。)

どうしたら「ありがとう」が言えるのだろう・・・

何か持ってきた時に、ありがとうが言えなければ、それを渡さない、ということを何度か繰り返しましたが、それでも「ありがとう」が言えませんでした。

息子がいくら泣いても暴れても渡さないことを貫きましたが、それでも「ありがとう」が言えませんでした。

このまま粘るのも、こちらが辛くなってきたのと、
偶然でもできたら褒めるというフィードバッグをしようにも、一度もできなかったので、正のフィードバッグを与えることができませんでした。
そこで、本人にはクリアするにはまだ難しい課題かもしれないと思ったので、作戦を変更することにしました。

「ありがとうが無理なら、サンキューでもいいよ」
「ありがとうじゃなくても、投げキッスでもいいよ」
「ありがとうじゃなくてもいいから、何かしてもらえるとお母さん嬉しいな〜」

と楽しい雰囲気を大事にして話しかけたら、
「じゃあ、アイ・ラブ・ユーなら言ってもいい」
と息子が言いました。

一瞬考えましたが、何も言わずに奪い取るよりは、アイ・ラブ・ユーの方がいいと思ったので、アイ・ラブ・ユーでもOKとしました。

その次に何かを渡した時に、「アイ・ラブ・ユー」とちゃんと言ってくれました✨

「ありがとう」までの道のりはまだ遠そうですが、とりあえず一歩前進できました😄

ABAやABC分析など、もう少し学んでみたいと思います。
既に学んでいる方からのアドバイスもとてもありがたいです✨

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