前回、

唾液ろうの経路確保のために、

挿入していたカテーテルが抜けた、

という話を書きました。


その日のうちに病院へ行き、

小児外科チームの先生方に処置していただき、

事なきを得ました。


食道再建手術を16日に控えている中、

その息子の唾液ろう、

なんて言えばいいのかわからないのですが、

ここに来て、

とても好調で困っています。。


以前はあまりなかったのですが、

最近、

普通にしているときから、

頻繁にゴクンコクン、

と、

口の中の唾液を飲み込む音を出しています。


そうするたびに、

唾液ろうから、

ブチュー、

と出てくる音がします。


現在、

唾液ろうのケアは、

付近にガーゼをあててテープで留め、

最後の仕上げとして、

厚手のガーゼハンカチで覆っています。


その部分が、

最近、

数時間でビチャビチャになってしまうのです。


落ち着いているのは寝ているときくらいで、

起きているときは、

恐らく無意識にゴクンコクン、

と飲み込んでいます。


なので、

しばらくすると、

あまりの唾液の多さに、

ガーゼハンカチを通り越して、

着ているロンパースの襟元まで、

ビチャビチャに。。


何故こんなに飲み込むのか不思議です。


いちばん厄介なのが、

毎日必ず行っている、

カニューレバンド交換のときです。


唾液の量がすごすぎて、

たまに、

交換中に気切孔に垂れ込んでしまうのです。


もちろん、

ガーゼやティッシュをあてて、

入らないよう注意していますが、

少しでも目を離すと、

ブチュー!

とあふれ出てくるので大変なのです。



このろう孔のカテーテルの周りに、
小さく切ったガーゼをコヨリにして、
くるくる巻きつけるのですが、
ブチューブチューの連続で、
処置がなかなか進まないのです。。

とうの本人は、
処置の気を紛らわすために置いている、
タブレットで動画を観ています。

それでも、
飲み込むのがおさまる時があるので、
その瞬間を狙って、
素早く処置を進めようとすると、
またブチューブチュー。。

もー頼むから飲み込まないでくれ〜!

と声を掛けますが、
全く関係なしです。。

なので、
途中からは気にせず、
ガーゼを重ねる処置を続けるのでした。


この処置も、
食道再建手術まで。

これまで、
二度の手術延期となっていますが、
そのたびに落胆してきました。

それが、
やっと開放されると思うと、
希望を持ちながら処置できます。

少し前までは、
術式について、
病院からの提案に納得がいかず、
モヤモヤっとしていました。

しかし、
そのモヤモヤも、
度重なる話し合いで納得し、
夫婦の中で消化できた今、
早く手術をしてほしい、
この処置から開放されたい!
という気持ちでいっぱいです。

一方で、
手術後には、
新たなケアが待っています。

それは、
胸部のガードです。

食道再建手術では、
小腸を、
胸元付近まで引っ張り上げ、
現在、
唾液ろうとして排出している、
短い気管(息子の場合は食道)とつなげる、
というのが目的なのですが、
引っ張り上げるルートが胸壁前なので、
手術後は胸元から鎖骨付近にかけて、
ポッコリするため、
それを保護しなければならないのです。

その話を初めて聞かされた時は、
断固反対!
と思っていましたが、
毎日手をかけて処置をする、
というものではないので、
今の唾液ろうの処置に比べれば、
だいぶ負担が軽くなると思います。


これでまで2回延期されてきたのは、
息子の体調不良のため。。

さすがに三度目はありません。

あり得ません。

息子には万全の体調で、
手術に臨んでもらわなければならないので、
7月に入ってから、
緊急事態以外は基本的に外出禁止、
箱入り息子状態にしています。

そんな息子ですが、
今も元気に唾液排出中なのでした。。


(再々延期)食道再建手術まで

あと9