二度目の一般質問を終えて | 早坂たかとしオフィシャルブログ

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こんばんは。




早坂たかとしです。




議会中ということもあり、

加えて今回は決算特別委員会も実施されたということで

事前準備が多々あり、ブログの更新が滞ってしまいました。




タイトル通り、今回の定例会本会議でも

一般質問をさせて頂きました。






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二度目ということもあり、

前回よりも緊張しないでやれるかなと思ったのですが、

檀上での最初の質問を終えるまでは

なぜか前回以上に落ち着きませんでした。




自席に戻ってからは平常心でやれたのですが、

やはり技術不足もあって時間配分がうまくいかず、

通告した中で「学力向上について」は

再質問することができませんでした。




ただ、この学力向上については、

後の総務文教常任委員会で再質問するチャンスがあるので、

しっかりとカバーしていきたいと思います。




※当日の状況については、

 恵庭市役所のホームページで近々動画アップされますので、

ぜひともご覧くださいませ。





今回の質問のテーマは「居場所」と「連携」でした。




昨今、子どもたちの居場所が少なくなっていると言われています。




その要因として、核家族化や

地域コミュニティの希薄化というものがありますが、

これだけ情報が溢れている世の中とされる裏側で、

本当に必要な地域の情報や

連携(つながり)というものが少なくなっており、

困ったとき、誰に・どこに聞いていいのか

わからないという現状があります。




今回のテーマに挙げたいじめ・不登校の問題。




市教委や学校はいじめ撲滅に向けて努力されているのは

私も理解をしているつもりです。



しかしながら、

学校側も浮き彫りになったいじめだけを解決して

「全て解決している」と言い放ってしまうわけで、

その裏に潜んでいるものは見えないまま、

子どもたちの心に傷を残したままにしてしまうケースも多々あり、

不登校の生徒だって減っているわけではないのです。




そもそも、これだけ多様化した世の中で

いじめを学校だけで防ごうとすること自体に無理があるのです。



例えば、

仮にいじめがあっても家庭や地域、

様々な場面で居場所があれば

大きな事件・事故に至る前の段階で未然に防ぐことだってできます。




そのためには、

日頃から学校・家庭・地域がつながっていることが大事。




つまりは、居場所や連携があれば

いじめや不登校の問題解決に向けた一歩につながるのです。




私は子どもの居場所づくりに向けて、

「学校支援地域本部事業」を推進しております。




この事業は地域の大人に学校に入っていただいて、

開かれた学校の中で地域ぐるみで

子どもたちを育んでいくという施策です。




たとえば図書館の管理を

地域の元気なおじいちゃん、おばあちゃんにお任せすることで、

図書館が第二の保健室になったという事例があるのです。




これはひとつの可能性に過ぎませんが、

学校・家庭・地域のつながりが必要だということ自体は、

もう結構前から多くの方々の間で言われているものの

実現に向けた具体的な施策に反映しているケースは

ほとんどないというのが現状であります。




また、今回の質問の中に挙げた、

障がい児に対する居場所なんかも同様です。




小・中学校は義務教育ということもあって、

障がい児の居場所は最低限確保されますが、

保育園や幼稚園にはなかなか入れないという現状があります。




保育園は夫婦共働きのみ入園が可能ですが、

障がい児の両親が共働きがかなうはずもなく、

居場所どころか行き場もないという現状があります。




また、幼稚園も自主運営ですから、

障がい児一人に対してスタッフを付けるという余裕は

そうそうありません。




これについては、

お金というより人を助成できるような環境整備が必要なのです。




そして、子どもの居場所と言っても、

乳幼児から就学前は子ども未来室の所管になりますが、

小中学生となると教育委員会となり、

いわゆる行政の縦割りというのがあって

なかなか連携した取り組みにはならないという課題があります。




今回の質問で、

居場所については「学校支援地域本部事業」も含めて、

家庭・学校・地域とのつながりはもとより

教育委員会と子ども未来室が縦割りではなく

連携して取り組んで頂きたいと要望させて頂きました。




また、障がい児に対する施策も

検討して頂けるとの回答もありましたので、

私としても継続的に進めていきたいと思います。




さて、

久々のブログということで長くなってしまいましたが、

最後に松本教育長についてお話したいと思います。




既に新聞等で報道されておりますが、

今回の本会議を最後に、

九月末づけで教育長職を辞任されました。




私は青年会議所のメンバーとして、

2007年度に青少年に係わる委員長を

務めさせて頂いてから松本教育長には

大変お世話になっております。




当時実施した「スーパードミノスクーリング」という

恵庭市の当時の人口と同じ数のドミノ牌を

倒してつなげるという事業。




実施に至るまでの過程や

会場の選定など様々な困難がありましたが、

色々なアドバイスと行動力で多大なご協力を頂きました。




あの時、教育長が賛同して頂いて

ご協力頂けねばあのような実施は叶わなかったと思います。




その後も、色々と相談に乗って頂きましたし、

市議選に出馬するときも背中を押して頂き、

その後当選した時も喜んで肩を抱いてくれました。




今回の質問が議場での最後のやり取りとなりましたが、

「これが最後になることがショックです」とお話した私に対し、

教育長は「これからはあなたたち若い人の時代だよ。頑張って」と、

優しく笑顔で微笑んでくれました。




様々な気づきと学びを頂いた松本教育長に

心から、心から感謝を申し上げたいと思います。





10年間本当にお疲れ様でした。





今まで学んだことを

必ず教育行政に反映していくべく

努めて参ることを改めてお誓い致します。





ありがとうございました。






■早坂たかとし■