■「行こうかな?」を定番化する。
かつてモスバーガーファンは、モスバーガーを食べるためと
その当時は少なかったオシャレな雰囲気のファーストフード店を楽しむため、
定期的にモスを訪れました。季節ごとのカレーナンなど、一定期間ごとに
「行こうかな?」という気にさせる情報を常に発信していました。
モスが凋落したのは、モスバーガーの味を変えたところから。長年のモスファンが一
気に離れてしまったのです。
最近では、ハンバーガー専門店もめずらしくないですが、美味しいバーガーを追い求める人は確かにいたのです。
美味しくて手軽なバーガーを、マックはクオーターパウンダーを販売したときに手ご
たえを感じたはずです。
ここで手を間違ったのは、ウエンディーズ。
かつて日本に上陸した頃はありえないほど美味しいハンバーガーだったのに
100円マックの競争に参戦。価格消耗戦に入ってしまったのです。
コレが間違いのもと。
牛丼より加工に時間がかかるハンバーガーは、たとえゼンショーグループ(グルー
プになったのは2002年)だったとしてもコスト高になってしまいました。
別に美味しいわけでもなく、特に特徴のないハンバーガーチェーンとして消えてしま
ったわけです。
マクドナルドはほぼ2-3週に一度は新しいメニュー
もしくは特定商品の大幅値下げを行います。
マックに行く習慣を固定化させることがこの狙いです。
朝でも昼でも夜でもマック!戦略です。
逐次チェックしていくとローテーションがわかりますよ。