【儚】
※沖田さん鏡エンドを意識していますので、まだ未攻略の方はご注意ください。【 儚 】 夢を見ていました。出会った春も、はしゃいだ夏も、会えずにいた秋も、寄り添っていた冬も…全てが掛け替えの無い日々でした。何度、貴女を独り占めしたいと願ったことか。手が届いてしまう距離で、私だけに微笑みかける可愛い笑顔を目にしてしまえばなおのこと。いつだって、貴女が傍にいて。微笑みかけてくれた。大好きだったあの明るい笑顔で、今も幸せに笑っているだろうか。独り、泣いてやしないだろうか。優雅に舞う蝶のように可憐な仕草も、私の名を呼ぶ鈴の音のような声も。投扇興で競い合った日のことも、初めて想いを告げた日のことも。貴女の優しい温もりも、全て…私は、鮮明に思い出すことが出来る。蜻蛉のように儚く消える運命だとしても、貴女が幸せになってくれるのならばそれだけで…「私は……」“せめて、夢の中でいい。貴女に逢いたい” 夢を見ていた。あなたの手を離し、泣きはらした日のこと。どうして?と、叫ぶ私に、あなたは泣いたように微笑んだまま。分かっていた。それでも、言わずにはいられなかった。どうして、私を遠ざけたの?と。どの季節も、どこにいても、隣にはあなたがいてくれた。嬉しくて、嬉しくて。あなたの名を呼んだ。無邪気な笑顔も、照れたような表情(かお)も。時折見せる、冷やかな眼差しも…全てが愛しすぎて…たとえ、お別れが近いとしても、あなたを失いたくなかった。傍にいられるだけで良かった。それこそが…「私の…幸せでした…」“だから、ずっと好きでいさせて下さい”゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆先日、艶友である、美和さんのブログにお邪魔して、素敵な絵と物語を読んだ後。無性に二人の想いを書きたくなって…俊太郎さまの続きを書きながらも、ちびちび、書いていましたそこで今回、挿絵としてお貸し頂けないかお願いしたところ、快く引き受けて下さってお借りしてしまいました美和さんの、愛情こもった沖田さんと主人公ちゃんが大好きです…そして、その物語を読んだ時、思わず泣いてしまった私。二人の切ない想いが、もう苦しすぎて。せめて、夢の中だけでいいから微笑み合えたら…他の旦那さまも、ほんまに切ないのですけど、沖田さんのこういう切なさっていったらないですこれこそが、本当のエンドなのかなーと…そして、人の世は夢…と、いうことで、今回は儚さを描いてみました。ブログHP「虚構の部屋」 ↑そんな美和さんのブログはこちらです【もうそうにしか聞こえない】 ↑沖田さんの物語はこちらから美和さんこの度は、ほんまにありがとうございましたこれからも、素敵な沖田さんや旦那様たちを楽しみにしていますあぁぁ。やっぱ、沖田さん…大好きですッ(/ω\)