人間の生き方 | 作家 福元早夫のブログ

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人生とは自然と目前の現実の、絶え間ない自己観照であるから、
つねに精神を高揚させて、自分が理想とする生き方を具体化させることである

 チャールズ・カレブ・コルトン(1780-1832)はイギリスの牧師、著述家、収集家である。格言集「ラコン」の著者でもある。その中につぎのようなものがある。

 

「幸せと賢明さ、この2つの違いは、自分が最も幸せだと思っている人間は本当に幸せだが、自分が最も賢いと思っている人間は大抵、大馬鹿であるという点である」

 

 コルトンは、イギリスのデヴォン州ティヴァートンの教区で、補助司祭となって、同地で長年暮らすが、聖職者としてはやや風変わりなところがあって、1828年に職務から離れた。

 

 アメリカを旅した後に、パリに住居を構えて、アート・ギャラリーを開設した。その後に、ギャンブルで多額の富を得るが、最後は破産する。

 

 晩年は、近親者の援助でどうにか暮らして、病を患って手術の必要を言い渡されるが、これを拒否して、自ら命を絶った。

 

 20世紀以降は、著名な格言集などで、その名言を最も多く読まれている人物の1人である。

 

 コルトンは作家として知られているが、元々は英国の牧師であった。32歳の時に聖職者を辞めて、2年間アメリカ中を旅した。

 

 その後はパリへ移住して、アート・ギャラリーを開いたり、ワイン収集や狩猟をしたり、ギャンブルにはまったりした。

 

 

 チャールズ・カレブ・コルトン(1780年―1832年)は、イギリスの聖職者で、宗教家、神学者であって、作家でもある。

 

 人間の生き方について彼は語っている。

「職業についていえば、軍人はあまりに人気が出すぎるし、牧師はあまりに怠惰になるし、医者はあまりに欲得になり、法律家はあまりにも強力になりすぎる」