詩集 「生きるよろこび」 非情な炎 枯れ木に 火をつけると 燃え広がる 木が燃えると 熱が出て 木の中にある 燃える物質が 気体になり その気体が 燃えると また大きな炎になる 燃え残った粒子は 煙になり あとには灰が残る 灰は 燃えかすである これ以上ないくらい 非情な炎も 自分の強さを 照らし出してくれる 灯になるのです