詩集 「生きるよろこび」 | 作家 福元早夫のブログ

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人生とは自然と目前の現実の、絶え間ない自己観照であるから、
つねに精神を高揚させて、自分が理想とする生き方を具体化させることである

      非情な炎 

 

枯れ木に

火をつけると

燃え広がる

木が燃えると

熱が出て

木の中にある

燃える物質が

気体になり

その気体が

燃えると

また大きな炎になる

 

燃え残った粒子は

煙になり

あとには灰が残る

灰は

燃えかすである

 

これ以上ないくらい

非情な炎も

自分の強さを

照らし出してくれる

灯になるのです