詩集 「生きるよろこび」 恥を恐れるな 恥は なんらかの 比較の基準にもとづく 劣位の感情と観念で 比較されるのは 人の地位 容姿などや 機敏さ 勇気などの ふるまいで 恥は 集団の秩序を 維持する機能をもつ 失敗とは より賢く 再挑戦するための よい機会である まじめな失敗は なんら恥ではない 失敗を恐れる心の中にこそ 恥辱は住む