詩集 「生きるよろこび」 | 作家 福元早夫のブログ

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人生とは自然と目前の現実の、絶え間ない自己観照であるから、
つねに精神を高揚させて、自分が理想とする生き方を具体化させることである

      不幸感

 

不幸は

誰にとっても

嫌なものだが

人間の脳は

無駄に

進化したわけではなく

不幸感を通して

学ぶことが多かった

 

潜在的な危険から

自分の身を守る

役割を果たしてくれ

人間らしい幸福感を

求めるようになった

効果もあった

 

不幸というものは

耐える力が

弱いと見てとると

そこに重くのしかかる