違いがわかる | みさ姉(早野実紗)のブログ

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一人ぼっちの時は空を見上げよう。
喜びを分かち合いたい時は空を見上げよう。

同じ空の下。
みんな繋がってるんだよ。

今日の、みさ姉の空は
こんなだよ。

先日、弟に初めて食事の誘いを受けて
会ってきた。

私は、
4人兄弟の長女。
妹は居ない。

幼い頃は、
何となく姉の特権で
弟達を好きに動かしていた記憶がある

例えば、
小公女セーラの歌を私が歌う為に
それに合わせて振り付けをして踊らせる

とか、

お座敷に、
部屋の大きさ分の段ボール船を作る為に
箱の解体や組み立て、色塗りを手伝わせる

とか

◯◯ごっこ要員として、召集して
私が決めた配役を務めてもらう
(私がみさき君やりたい時は、つばさ君やってもらうみたいな😅)

とか。


輪ゴムをいくつも繋げて長いゴム紐を作り
を手伝わせて

↓こんな感じの


タンスの引き出しの取っ手にゴムを引っ掛けていき、
芸術点を競うなど
(たぶん、楽しんでいたのは私だけ)

弟たちが楽しんでいたかどうかはさておき
仲良く遊んでいた記憶が
次々に脳裏に蘇ってきた。


私は、お人形遊びやメイク遊びには
興味が無かったけど、
創作系は好きだったので
とにかく思いついたら
何かと、弟たちに手伝わせていた。
(まぁ大抵、弟たちは飽きてきて、最後はわたしが一人で満足するまでやって終了なんだが。。。)


そんな感じだったものも
小学生中学年くらいになると
友達との遊びが忙しくなり
兄弟と遊ぶ時間は減ってきた。

何となく趣味趣向も
4者4様でバラバラになり
そんなにそれぞれの考えや行動に
干渉することもなくなっていき

気がつけば、
本当にそれぞれ巣立って
現在。

連絡を取らないわけでもないが、
今の時代、LINEでメッセージのやりとりを
年に両手で事足りるほど
いや、片手でも足りるかもしれない
そんな程度しかしていない。



そんな弟(3人の内の1人に)と、
食事を4時間ほど楽しんだのだが、
二軒目に訪れた店は
メニューの無い、ワインバーだった。

弟は
ワイン🍷に最近ハマっているらしく
慣れた感じで注文したが
私は全くわからないので
何となく好みを伝えて注文

ワインのうんちくを色々教えてくれて
なんだか、ちょっと
少しワインを嗜んでみようかなんて
思わせてくれた。

私とは全く違った暮らしを送っている弟から、
いろんな話が聞けて
凄く凄く楽しかった。

ウチの家族は基本的に
「みんな違ってみんな良い」って
私はいつも思っていたのだけれど

初めて、
こんな風にのんびりお酒を呑みながら
ダラダラと話をして
弟の本質みたいなものに触れて
なんだか素敵な人間になったなと思い
そんな兄弟をもっていることに誇りに感じた。

ずっと姉で、ずっと弟だったから、、、
(それはこれからも変わらないけどね)
勝手に心配してたりしたこともあったけど、

40年掛けて、ここ数年でやっと
3人の弟が、それぞれほんの少しこだわりみたいなものを持って生きていることに
年上とか下とか姉とか弟とか関係なく
どこか尊敬の眼差しを向けている私の
心境の変化みたいなものを感じました。

大人になってから、
それぞれの仕事柄、盆・正月に実家に帰って
顔を合わせる事がなくなってしまった私達なのだが
去年から5月末には出来る限り帰省を合わせようと
家族で約束したので、それが少し楽しみになって来ている。

子供だったあの頃は、
想像もしなかった今だけど、
「今の自分は大したことないと感じていても
 子供の頃の自分がいまの自分をみたら
 きっと、
 いろんな経験や出会いをしている自分のことが
 輝いてみえるだろうし
 いままで生きてきて、誰かと出会ってきたことで
 それだけで
 必ず誰かに影響を与えてきているはずだから
 これでいいんだと思う。
 迷ったり立ち止まるのも人生のスパイスだね」
なんて話をしちゃうほどの、
いい弟に恵まれた事を嬉しく思います。

ワインの味の違いや楽しみ方も
少しだけわかった気がした夜でした。


取り留めもなく
だらだら書いたのは
他ならぬ たいそう楽しかったからだ。