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こんばんは☆ニコ音譜

 

 

いつも

ご訪問頂きありがとうございます。

 

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今夜のこの時間は、

こちらです↓

 

 

 

 

 

 

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クラシックの迷宮

小澤征爾研究(3) 小澤征爾と齋藤秀雄

初回放送日:2024年5月25日

 

交響曲第4番 から 第1楽章の冒頭 新交響楽団(管弦楽) 、近衛秀麿(指揮)作曲: マーラー(1分44秒)<DENON 30CO-2111>

喜歌劇「詩人と農夫」序曲 新交響楽団(管弦楽) 、近衛秀麿(指揮)作曲: スッペ(6分6秒)<ロームミュージックファンデーション RMFSP-J006S>

ピアノ協奏曲第1番 から 第3楽章 井上園子(ピアノ) 、新交響楽団(管弦楽) 、ジョセフ・ローゼンストック(指揮)作曲: チャイコフスキー(6分31秒)<ロームミュージックファンデーション RMFSP-J011S>

ワルツ「芸術家の生涯」 新交響楽団(管弦楽) 、齋藤秀雄(指揮)作曲: ヨハン・シュトラウス(6分)<ロームミュージックファンデーション RMFSP-J006S>

歌劇「セビリアの理髪師」序曲 新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) 、齋藤秀雄(指揮)作曲: ロッシーニ(6分52秒)<King TFMC-0003>

バイオリン協奏曲 ニ長調 から 第3楽章 佐藤陽子(バイオリン) 、新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) 、齋藤秀雄(指揮)作曲: チャイコフスキー(8分51秒)<King TFMC-0003>

「エグモント」序曲 トゥールーズ放送交響楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: ベートーベン(7分54秒)<King CDSMBA102>

ハンガリー舞曲第5番 トゥールーズ放送交響楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: ブラームス(2分48秒)<King CDSMBA102>

ハンガリー舞曲第6番 トゥールーズ放送交響楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: ブラームス(3分22秒)<King CDSMBA102>

組曲「道化師」からギャロップ トゥールーズ放送交響楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: カバレフスキー(1分36秒)<King CDSMBA102>

喜歌劇「こうもり」序曲 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽) 、小澤征爾(指揮)作曲: ヨハン・シュトラウス(7分53秒)<King CDSMBA102>

 

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今夜の「クラシックの迷宮」は、

故・小澤征爾さんの特集第3回目。

 

小澤征爾研究(3)です。

 

 

関連記事はこちらです↓

 

 

 

 

 

今夜は、いきなり近衛秀麿指揮の

新交響楽団による演奏、

マーラー4番から始まりました。

 

新交響楽団、現在のN響ですが

そこでチェロの首席だったのが

齋藤秀雄さん。

 

↑小澤征爾さんのお師匠さんですね

 

 

今夜は、齋藤秀雄さんに焦点を当てて

放送くださるそうです。ニコニコ音譜

 

 

 

2曲目のスッペ「詩人と農夫」序曲の

チェロ独奏が、齋藤秀雄さんの

演奏なのではないか?、と言われている

とのことで…うーん

 

 

ちょうど今そのソロを拝聴しておりますが…

 

 

録音状態がSPレコードということで

 

また、「詩人と農夫」序曲という作品も

相俟って…

 

何か、宮沢賢治さんの

「セロ弾きのゴーシュ」のゴーシュ

彼を思わせる…そんな雄大な演奏でした…キューン

 

 

「詩人」も「農夫」も、

まさに宮沢賢治のことですしねほっこり音譜

 

 

 

近衛秀麿が新交響楽団と決裂し、

その後を担う指揮者として

日本に来たのが、

ローゼンシュトック。

 

チェロ首席、トレーナーとしての

齋藤秀雄は、このローゼンシュトックの

指揮に感動して、指揮者への道に

邁進しようと目覚めた、

ということだそうです。

 

 

そこで片山さんが聴かせてくださったのが

ローゼンシュトックのチャイコフスキー。

 

ピアノ協奏曲第1番の第3楽章

 

 

今夜最初に放送されたマーラーの

4番よりも随分いい演奏です…真顔

 

 

1939年の録音だそうです。

 

 

1936年に来たローゼンシュトック

彼によって、「オーケストラが

鍛えられたことを確かめられた」、

と片山さん。

 

 

そのローゼンシュトックは

トスカニーニによって庇護された

そうです。

 

ローゼンシュトックに流れるのも、

「トスカニーニ的な、近代的で明晰な

指揮」。「情念に流される古めかしい

フルトヴェングラーのような

ロマン主義的なものではない」

(片山さん)

 

そういうローゼンシュトックに

刺激を受けて、指揮活動に

邁進していた齋藤秀雄さんの

遺された指揮に、

ヨハン・シュトラウス2世の

「芸術家の生涯」があるそうです。

 

 

今、

その「芸術家の生涯」を聴いておりますが

 

 

やはり、指揮者が違うとまったく演奏が…

違います。

 

ワルツ、…?うーん

 

と首を傾げてしまうような、何か。

 

 

ウインナワルツはとっても難しい…不安

 

 

この演奏を聴いて改めて感じました。

 

 

「楽しいワルツでも“明晰”な

どこかキリキリとした演奏」と

片山さん。

 

 

ワタクシ的には、この「ワルツ」

では、踊れないなぁと…チューあせる

 

 

 

 

 

そして、その後の齋藤さんは

教育活動の方に力を注ぎ

指揮活動の録音というものを

我々が聴ける形で余り残されていない、

とのこと。

 

 

時代は飛んで、齋藤秀雄さん晩年の

1974年2月18日の東京文化会館、

ロッシーニの「セビリアの理髪師」

序曲を聞かせてくださっています。

 

ロッシーニなのですが、

何かベートーヴェン的な?うーん

 

随分カッチリとした印象の演奏です

 

これが、「明晰」な音楽、というもの

なのでしょう

 

すごくわかりやすいと感じました。

 

 

 

トスカニーニ、

ローゼンシュトックに続くもの、

 

「音楽の明晰さ」

 

それが、齋藤秀雄の目指す

音楽の完成形なのだ、

ということだそうです。

 

 

 

お次は、齋藤秀雄さんのお弟子さんの

おひとり、佐藤陽子さんのヴァイオリンで

齋藤秀雄指揮、チャイコフスキーの

ヴァイオリン協奏曲ニ長調。

 

先程放送されたロッシーニと

同じ日の演奏会の録音です。

 

 

録音状況の関係かも知れませんが

随分とソロが目立つような演奏で

 

オーケストラが

「付け(伴奏)」に徹しています。

 

…時代を感じます。

 

ソロを存分に聴けますが、

協奏曲としては物足りない…チューあせる

 

 

1974年2月の演奏ですか…

もう50年前の昔になるのですねキューン

 

 

「筋肉質の明晰な力強い指揮」と

片山さん。

 

 

 

 

さて…

 

 

ここで漸く小澤征爾さんの話題が

出て参りましたほっこり音譜

 

 

 

小澤征爾さんの音楽活動の

土台にあったのが、

齋藤秀雄さんから受けた教育、

ということで。

 

それが、「明晰な音楽」

ということだったのだろうと思う、

と片山さん。

 

 

ブザンソンのコンクールで優勝して

ヨーロッパで指揮活動をすることになった

小澤征爾さん。

 

優勝したばかりの小澤さんが指揮した

トゥールーズ放送交響楽団

(現トゥールーズ・キャピトル管)

こちらを指揮したベートーヴェンの

エグモント序曲を放送くださっています。

 

1960年の演奏でした。

 

片山さん曰く、

「まだ純粋齋藤秀雄培養時代の小澤さんの演奏」

とのこと(笑)

 

その後、カラヤン、バーンスタインetc.と

たくさんの指揮者の影響を受けて大成する

小澤さんの、貴重な「純粋齋藤秀雄培養時代」。

 

 

このベートーヴェンの演奏から2日後、

同じくトゥールーズ放送響を振った

ブラームスのハンガリー舞曲を

聴かせてくださっています。

 

 

カッチリとした指揮で

 

なるほど~

 

こうした確固たる基礎があったから、

大輪の花が咲いたんだなぁ…

 

と思わせられるような…

 

 

 

 

そして、小澤さんの指揮を聴くと

いつもどんなオケでも感じる

 

「清澄」さ

 

 

このフランスのオケの演奏にも

感じました。

 

 

まだお若い小澤さん、特に

6番のハンガリー舞曲には

血気盛んさも感じられました。ニコニコ音譜

 

 

カバレフスキの「道化師」から

ギャロップにも、血の気の多さが~泣き笑い

 

 

そして、本日最後の曲

 

ヨハン・シュトラウス「こうもり」序曲。

 

 

 

先程の齋藤秀雄さんのワルツでは

踊れない…と感じた私ですが、

こちらの小澤さんの「こうもり」では

自然と身体が動いてしまう…

 

 

その違いは何から生まれるのか

 

 

そんなことを考えさせられております

 

 

 

 

片山さんが最後に仰った、

 

「この「こうもり」なんかを聴くと

ローゼンストック、齋藤秀雄の“コリ

なんかが、随分とほぐれてきている

と感じますが、皆さまはいかが

お感じになられますか」とのお言葉に

 

 

強く賛同いたします~~!!!笑い泣き

 

 

「コリがほぐれる」

 

 

なるほど、うまい表現ですね~チュー飛び出すハート

 

 

流石、片山杜秀さん!!!

 

 

 

そして、今夜の放送は

聴き逃し配信で再聴出来るとのこと。

 

 

待ってました~~\(^o^)/

 

 

 

ありがとうございます~ニコニコ音譜

 

 

 

 

 

聴き逃された方も、

今夜から1週間こちらで↓再聴出来ます。

 

よかったら、

こちらからどうぞです↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは…

 

今夜も放送ありがとうございます

 

 

どなたさまも、

どうぞよい夕べをお過ごしください☆

 

いつもありがとうございます。ニコ音符

 

 

 

 

 

 

音楽のカミサマ…恋の矢

いつもありがとう花束音譜

 

 

皆さま、ニコキラキラ

いつもお付き合いいただきまして…

 

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