問題89から95 | 鍼灸師国家試験これだけ勉強法

鍼灸師国家試験これだけ勉強法

鍼灸師の国家試験に合格するための知識、技術は半年間の独学で十分です。鍼灸学校3年間のなかで漫然と勉強していると効率が低下します。このブログでは実際にどのように国家試験を解いたか、解くために必要な知識と技術と戦略は何か、を具体的に紹介していきます。



その前の見開き、3ページ、4ページ。

$鍼灸師国家試験これだけ勉強法-92-95

4ページ下から、問題95

五志に含まれないのはどれか。

1、悲
2、恐
3、怒
4、喜

怒喜思憂恐だから肢1を選ぶ

正解も1。

ただし点字問題は2も正解。

そりゃそうですね。音では区別できない。

基本知識そのまんま、ですね。
サービス問題。

問題94

所見と病歴との組合せで正しいのはどれか。

1、穏痛  陰実証
2、潮熱  陽実証
3、盗汗  陰虚証
4、拒按  陽虚証

あれ、さっきの事例問題と同じだぞ。
陰虚すなわち盗汗。

他の肢はほんとんど読んでいない。
だって肢3で間違いなく正解だから。


肢3を選ぶ。

これが正解。

20の確実な知識。ほんと、これが重要。

問題93

津液について正しい記述はどれか。

1、津液は腎と膀胱で生成される
2、津液の代謝機構を三焦気化という
3、津液は経脈を通じて全身に流れる
4、津液が停滞する病理変化を津傷という

肢1は違う、3も違う、でも2も4も聞いたことないぞ。
三焦は津液などを巡らせる機能があったから、きっとこれだろ。

肢2を選ぶ。

正解も2。

へぇそうなの。
たぶんこれは正解率低いと思います。

問題92

五行色体で相剋関係にある組み合わせはどれか。

1、焦  ソウ
2、面  唇
3、憂  エツ
4、汗  涕

これもまず書き出す。
十分時間をかけて確実に書く。
それにしたがって4を選ぶ。

正解も4。

五行色体表も理屈なしでそのまま覚えるしかない。
これを覚えておかないと東洋医学系の科目がぜんぜんわからなくなります。
ほんと、理屈ぬきなのですよ。
バカみたいに覚えること。

暗記の時間をちゃんととる。
毎日、10分でいいから暗記だけに集中する。
隙間時間を使うために、いつも持ち歩けるツールを用意する。

それだけです。



このまま左ページをやる。

$鍼灸師国家試験これだけ勉強法-89-91


問題91

第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組合せで正しいのはどれか。

1、うつ熱  解熱剤投与
2、殿部褥ソウ プッシュアップ
3、尿路感染 間欠導尿
4、自律神経過反射 下肢挙上

これはそのまんまの知識は持ってないなぁ。
解熱剤投与とか下肢挙げてるとかはおそらくない。
でも2か3か。
導尿はできるだけしない方がいいんじゃなかったか。
なので肢2を選ぶ。

正解は3。

そう。知らないんだからしょうがない。
導尿の可否についてはちゃんと覚えておいた方がいい。
でも教材がないんだよね。


問題90

肩手症候群の症状で最も適切なのはどれか。

1、手指末端の壊死
2、肩関節亜脱臼
3、手掌のしびれ
4、手背の腫脹

壊死はない、亜脱臼も起こらない、腫脹ってことはないだろ。
なので肢3を選ぶ。

正解4。

はぁ、そうですか。

問題89

上肢の屈筋共同運動で正しい組合せはどれか。

1、肩甲帯 下制
2、肩関節 内旋
3、肘関節 屈曲
4、前腕  回内

上肢の屈筋共同運動ってなに?
知らない。
なにが一番自然だろう。そりゃ肘の屈曲だよね。
肢3を選ぶ。


これが正解。

ラッキー。

リハ医ってほんと謎の科目だなー。
テキストの内容と国試の問題がぜんぜんリンクしてないんだよね。
この科目の本質がどこにあるのかが不明。
だからこの科目をきちんと講義できる講師がいない。

ここは黒本や快速マスターにでている事柄を単純に暗記しておくしかない。
そしてそれが出たら確実に得点すること。それ以外のところはみんなとれない。
範囲を絞って確実にしておくこと。