当院のMFT治療で使用しているトレーナーのひとつがリニューアルしました。
12歳臼歯と言われる、前から7番目の歯が生えてきた時のスペース確保をフォローした設計のようで、
このトレーナー治療を行う先生方が話すと大抵話題になる12歳前後のフォローアップ対策として満を持して登場した製品のようですね。
ただ当院の基本的な考え方として
前歯部の叢生が解放方向にある場合
鼻呼吸確立並びに口腔周囲筋のフォロー
で経過観察がメインになりますので
このトレーナーの出番があるかどうかはまだわかりませんが。
トレーナーオンリーだとどうしても犬歯-犬歯間の排列が一直線上になり
歯列弓がsquareになることによって
舌房の大きさ並びに安静時の位置が
トラブル起こすリスクがあるなあ…。と
躊躇してしまいます。
あらかじめ前方牽引するのが理想なんでしょうが
就寝時に牽引装置つけるのもなかなか大変そうですしね…。
あくまでブラケット矯正に移行した際に、支障がないことを大前提に勧めた場合、
このトレーナーの出番の頻度がどのくらいあるかは未知数ですが
なんにせよ、使えるツールが増えるのは心強いですよね!
最近は患者さんの保護者のかたに伺うと
扁桃腺と歯列不正のお話をしてくださる耳鼻咽喉科の先生もいらっしゃるそうで
鼻閉と歯列のお話をする際に助かっております(笑)
