先日の日記に書いた「がん再発」の後輩I君が、手術を終えて無事に戻ってきました。

すでに入院していたので、8月13日に彼の職場の机の上に置いておいた川崎大師のお守りを持っての手術ではなかったのですが、片肺の3分の1の切除で済んだようです。実際の手術は8月16日ということでしたので、多少の効力はあったかな。1週間ほどで退院し、1週間の自宅療養でもう復帰してきました。

生きようとする力はやっぱり病気を進行させないのかもしれません。予定の半分ぐらいの切除で済んだそうです。彼は同じ病棟で、「がん」を宣告され、自暴自棄・無気力になって自殺未遂した人、ひどい「うつ病」になってしまいその治療で「がん」の治療を進められない人など、人間の弱さをずいぶん見たそうです。もちろん、前向きに残った人生を有意義に過ごして死に至った人もいるそうです。彼はどうせ死ぬにしても後者のように生きたいと、日頃言っていました。

「病は気から」などと安易な言葉では語れませんが、現実に一人の闘病する青年を見ていて妙に納得しました。それでも、彼の「がん」再発率はゼロになったわけではありません。