今さらですが、職場のPC環境がこの1か月で一新しました。これまで使用していたデスクトップPCは、OSが Windows 98 SE の10年物。ノートPCに関しては公的に与えられてはいませんでした。


何用あって月世界へ-PC1


学校教育法だか教育基本法だかが改定されて、今年の4月より大学相当教員の名称が変更になり、その義務・権利も事実に即したものになりました。例えば名称は、「助教授」が「准教授」、「助手」が「助教」と「助手」のどちらかに変更されました。「助教」は「講師」相当です。大きな変更は英語表記に表れています:これまで助手は、research associate と呼称され、ポスドクという(博士取得後の)任期付研究員(なぜか講師相当)と変わらない、もしくはそれ以下の印象を与える名称でした。しかし、今回の変更で、「助教」は assistant professor という表記に変わり、海外の研究者からそれなりの権威を認められた身分になりました。

義務としては「准教授」や「助教」、「助手」の説明文から「教授(や助教授)を助けて」という文言が無くなりました。つまり、一人の独立した研究者として認めるという意味です。ただ、新「助手」は「研究室運営がうまく回るようにする」のが仕事のため雑用的な仕事が多くなると懸念されます。うちの研究本部でもやっと9月より教育職の名称変更が実施され、当面、「助教」にも自由に使える研究費が与えられることになりました。ただし、我が研究室では秘書さんの給料を払ったり、コピー代を払ったり、雑費にあたるものは一括処理のがわかりやすいので、教授の研究費と合算して(どんぶりで)処理することになりました。


何用あって月世界へ-PC2


と言う訳で、前置きが長くなりましたが、僕の机の上には新しい Windows Vista のデスクトップ(EPSON製)とノートPC(VAIO)が稼働しています。OSの Windows Vista はCPUやメモリ等のハードにかなりの要求をするOSですが、パフォーマンスはそこそこです。来年初めに改訂版(SP1)が配布され、バグが潰され、パフォーマンスももう少し良くなるそうです。ちなみに、Windows XP SP2 ユーザーも多いので最後の改訂版(SP3)が来年春に配布されるそうです。


とりあえず、前のPCから全データ引っ越しをしても、HDDが250GBもあるのでスカスカです。それから Vista の売りの「エアロ」はまったく使いません;今のところ。