この前の日曜日になりますが、秩父宮ラグビー場でラグビーの社会人リーグ:トップリーグ(サッカーで言うとJ1)のプレイオフのマイクロソフトカップを観戦してきました。17日は準決勝で、リーグ戦初の全勝通過1位の三洋電機対4連覇を狙うリーグ戦4位の東芝が秩父宮では行われました(もう1つの準決勝は近鉄花園ラグビー場でトヨタ自動車対サントリーでした)。

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今年は実力が揃ったチームがしのぎを削ったリーグ戦でしたので、リーグの1位が優勝するとは限りません。ちなみに三洋電機対東芝はリーグ戦では三洋電機が東芝を完封しています。が、東芝も現在V3中なので何とかひっくり返して勝ちたいところ。1点を争う展開になることが予想されました。

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まずは、試合開始1分で三洋電機がペナルティゴール(PG)を決め3-0。さらにどちらもディフェンスがよく決め手に欠けて、点が入らず、やっと前半30分に東芝がPGを決めて3-3の同点。さらに34分東芝がトライを決めて3-8と逆転して、前半終了。実は三洋電機は過去に社会人大会で単独優勝をしたことがありません。

後半は三洋電機に気合が見られました。後半3分でPG、6分にトライ+コンバージョンゴールを決めて13-8と逆転。しかし、東芝が20分にPG、25分にドロップゴールを決めて13-14と再逆転。勢いに乗った東芝が27分にトライとゴールを決めて13-21と三洋電機を突き放すと、後半35分三洋電機が気迫のトライ、しかしゴールを外して18-21。試合時間40分経過のホーンが鳴りました。プレイが切れたらノーサイド(試合終了)です。

ところが、三洋電機の選手は諦めていませんでした。ボールをつないでつないで、ホーン直後にトライに成功(勝ち決定)、さらにコンバージョンゴールもきめて、結局25-21。1990年に社会人大会決勝でほとんど神戸製鋼に勝っていながら、インジャリータイム(ロスタイム)にウィリアムスの独走トライを許して、優勝を逃した三洋電機が、今年はその逆にロスタイムにトライを決めての決勝進出となりました。

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試合中は撮影禁止なので試合終了後のリプレイ画面を最初の写真に、選手の退場の様子を2番目の写真におさめました。最後の写真はマイクロソフトカップ決勝のカードが電光掲示板に表示されています。サントリー対三洋電機です。サントリーは2年前まで早稲田大学を率いてほとんど負けなしだった清宮監督率いるチームです。この試合、相方は観に行きますが、私は結果を新幹線の中で知ることになるでしょう。