1月23日に種子島から「いぶき(GOSAT)」の打ち上げが予定されていますが、これとはまったく別に同日早朝(日本時間)に小型観測ロケットS310-39号機がノルウェーのアンドーヤ基地から打ち上げの予定です。

前にも紹介したことがありますが、S310ロケットは直径310mmの小型固体ロケットで、大気の高層部分まで行って観測機を放出することができるものです。小型なので輸送や取り扱いが簡便で、地球の磁気圏や大気層の観測や短時間無重力実験などに利用されています。大きさはこんな感じ;

何用あって月世界へ-s310-39

(これは21号機の写真)

39号機はオーロラの直下に観測機を投入して、その場での磁場・電場の観測、温度状態や大気圏に及ぼす物理的な影響を調べます。同時にノルウェーの地上観測点より同時観測を行います(DELTA-2キャンペーン)。

何用あって月世界へ-aurora

2枚目の写真は、観測チームがノルウェー滞在中に撮影したオーロラのベストショットです。ちなみに、この現象をオーロラと名付けたのはガリレオ・ガリレイで、オーロラはとローマ神話の知識の女神の名前です。