何用あって月世界へ-ちらし

もう、一昨日になりますが、上野の国立科学博物館に行ってまいりました。特設展示「菌類のふしぎ -きのことカビの仲間たち-」を観てきました。そのまま真面目にやったら、とっても地味な展示になる内容(もちろん、専門的なことから初的なことまで盛りだくさん)でしたが、大入り満員で入場制限まであったのは、展示の最終日近い日であったことだけでなく、上のチラシにもあるようにマンガ「もやしもん(※)」がタイアップしていたことが大きいと思います。(※「もやしもん」はイブニング連載中の石川雅之氏の漫画;大学農学部を舞台にした人気漫画。)

チラシに大きく描かれている黄色いのはA・オリゼーという麹菌。左上の緑のはクリソゲノムという青カビだす。

何用あって月世界へ-kanban

地味ーな展示も「もやしもん」によってなんだか楽しげでカラフル。入り口脇にはぬいぐるみやマスコット類がお出迎え。展示物や解説ポスターも写真撮影可なんですが、本展示よりこんあのばっかり撮ってしまいました。(↓)

何用あって月世界へ-mikanbako

みかん箱の中で繁殖している青カビです。本展示のそこここに菌のキャラクター(10cm程度のプラスチック製)がお出迎え。癒されます。

何用あって月世界へ-isikawa

さらに、上のように作者の石川氏の落書きが数10か所に描かれており、それを探してデジカメに収めるのも宝探し的楽しみになっていました。ちなみに展示台や仕切りの壁や柱はすべて段ボール製(エコなのかな)でなかなかシンプルで良い展示でした。人間は菌類に非常にお世話になっていることを改めて知らされました。