さてさて、今、「はやぶさ」運用の開始前でちょっと休憩中。

今週の月曜日から、小惑星探査機「はやぶさ」の運用スーパーバイザーの当番週です。今回は運用開始15時半頃、運用終了22時頃というスケジュールパターンで、後始末(日報書きとか)をやっていると最終バスが無くなり、遠回りですが電車で帰る日々が続いています。もう少し能率が上がれば、バスで帰ることができるのですが、タッチの差で乗りそびれています。

「はやぶさ」君はいたって元気で、先だって起動したイオンエンジンのCエンジン1基で飛翔しています(その前はずっとDエンジンでした)。今は、Cエンジンの推力・方向がばらつくのを押さえるための微調整の段階に入っています。エンジンの噴射方向をコンマ何度の精度で制御しています。

今回、写真に載せたのは、「はやぶさ」プロジェクトチームが受賞した数々の賞のうちの一部の賞状です。まずは文部科学省から頂いた「科学技術賞」です;文部科学大臣賞というところでしょうか。

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次はアメリカ宇宙協会から頂いた「Space Pioneer Award 2006」です。アメリカは懐が深く、人種・国家の枠を越えてすばらしいものに賛辞を惜しみません。

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最後はちょっと変ったところで、日本SFファングループ連合会議から頂いた「星雲賞」です;有名なのかな(表彰式が25時から始まったという、怪しげな賞です)。

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多くの人に感動を与えた「はやぶさ」は今日も地球に向って飛んでいます。