主にヒルトンの勧誘がものすごいんだけど、要するにホテル宿泊の永年権利を購入して、全世界にあるヒルトンのラグジュアリーなホテルにお好きなときに泊まれますよ~というシステムらしい。
まず、出発の関空の時点ですでにアロハシャツを着たヒルトンの工作員(笑)が「どちらに行かれるのですか?」と声をかけてきてた。その時点で何も知らなかった私は「ハワイです。」と言うと「ちょうどハワイに行かれるご夫婦を探してたんですよ~♡」と。この時、旦那さんはこの勧誘を知っていたので軽くあしらおうとしてたのですが、この工作員が完全にオネエだったのでつい耳を傾けてしまった私wwオネエを送り込むのは反則でしょww
内容は、現地でヒルトンのタイムシェアの説明会に参加するだけで10000円の商品券をくれるとのこと。正直、10000円はでかい!とは思ったものの、旦那さんが現地でもめっちゃ勧誘してるの知ってるから現地でまた考えますと言って断りました。
そして、ホノルルに到着。私たちはHISを利用したので、まずはHISの案内所に連れて行かれ、HISの日本人駐在員に日程等の説明を受けたあとなんとその駐在員もいきなりタイムシェアの勧誘をしてきたのです!この時は、私たちが宿泊したマリオットのタイムシェアを勧めてきました。
マジか~!って、もちろん着いたばかりで何も決めれないのでお断りして、ホテルにチェックイン。はぁ~やっとホテルに着いたぁ~♡とひと息つく間もなく内線のコールが。「当ホテルの日本人担当デスクのものです~、長旅お疲れ様でした。ちょっとしたお土産を用意しておりますので日本デスクまでお越しください。」とのことで旦那さんに行ってもらったところ、またタイムシェアの資料をもらって帰ってきてえーっ!ってなりました(笑)怖いんですけどタイムシェア…
そんなこんなで2日目にアラモアナショッピングセンターでお買い物を楽しもうという矢先、目当てのお店を探していたところ日本人の係員が「どこをお探しですか?」と聞いてきてくれたので尋ねると、なんとなんとそれがまたヒルトンの工作員だったという!なんやねんもう!
でも、ここでの特典が少し違って、10000円の商品券か、ヒルトンハワイアンビレッジの屋上で毎日開催しているというブッフェ付きのナイトショー「ルアウ」(1人10000円相当)にペアでご招待というものだったので、それええやんとなってついにヒルトンのカモになることを決意。ここまできたらそのタイムシェアなるものの詳細が知りたくなったというのもあり…翌日に説明会に参加することにしました。
まず、私たちの宿泊先までヒルトンからのお迎えが来て、自動的に説明会場所に連れて行かれるとそこがタイムシェア専用のホテルなんですね。
で、1組の夫婦に1人の担当がついて個室で説明を聞くというスタイル。ちなみに、担当さんはもちろん現地在住のいかにもセレブ風なおばさま。所要時間は約2時間でした。結構拘束されたな…
タイムシェアの詳しい内容を聞くと、私が想像してたものとはかなり違った…
いろんなプランがあって、多分年齢層とか身につけてるアクセサリーとか腕時計(私たちApple Watchだしw)とかで勝手に判断されたんだと思うけど、1番リーズナブルなプランを紹介されて、だいたい2年間で7日分利用できる権利を購入するのに450万円。それに物件を購入するのと同じ感覚なので、年間数万円の管理費が発生する。でも、登記簿のようなものが付いてくるので代々受け継ぐ財産になりますよ、と。
はぁ?2年間で7日分て(笑)お好きなときにいつでも利用できますって言ったじゃんw
でも確かにラグジュアリーな権利を450万円で所有できるならありかもって、いらんステータスと見栄だけで購入する人も一定数いそうな気がするとも思いました。現に、こんな方々が契約しました!ってゆう写真付きの顧客ファイルを見せられたんどけど、中には「10000円の商品券に釣られて説明を聞いたら、勢いで購入しました!」とか「新婚旅行で来ましたがノリで購入!」とかいうどうかしてるとしか思えない若いカップルとか多くて逆に不安になりました…どうせならもうちょっと、誰でも手にできる権利じゃないんですよ、という特別感出してくれたほうがまだ気分良かったかもしれない。
それから実際のお部屋を見学。そりゃもう豪華でしたよ。でも、2年間で7日だけこの空間に泊まってなんの意味があるんやと。
その後もいろいろ質問されたんだけど、ハワイに何度も来ている旦那さんがいつもはもう少し低いグレードのところに泊まってるけど綺麗だし不自由してないという話をすると「一生そんなグレードのところでいいんですか!?」とか言われたり、私たちにはまだ子供がいないので子供ができたらなかなか旅行に行けないかもなので権利を持っていても使う機会が減るかもと言うと「子供ができたら旅行できないなんて考え方が古いわよ!」と言われたり…(笑)
私自身も昔はアジアの極貧旅にしか興味なかったので多少ホテルのランクが低くても気にならないと話すと、もうこいつら見込みないと判断されたのか、挙句、ハワイの物価がいかに高いかの話になり、普通に物件を購入しようと思うと億単位だし、うちの子供は私学に通ってるから年間240万円の学費がかかるとか、年収1000万や2000万程度の人ではハワイには住めないんですよ!というおばさまの自慢話に発展して、少々不愉快でした(笑)
そんな若干の不愉快さも受け流しつつ、もちろん契約なんかする訳もなく、最後にようやくペア招待券をゲットして終了。
ただ、このナイトショー「ルアウ」がとても良かった!