ハイパーサーミアの効果とギターの話で盛り上がる | 結核からの小細胞肺癌の体験記

結核からの小細胞肺癌の体験記

余命三日の肺結核から立ち直したと思ったら、、
小細胞肺癌が見つかり治療開始、
戦前戦後の死亡率NO、1をリアルに体験中です(^-^:
同病を経験するかもしれない方のお役に立てるか分かりませんが
ブログにしてみたいと思いますので よろしくお願いします!

 

こんにちは、

2024年1月11日やぎ座新月日に

午前中ハイパーサーミア2回目

午後からは抗がん剤投与

 

お試しの初回から、いよいよ今回は本格治療を

受けてきました!

新たなスタートですw

 

今回は実際に体内で上昇している温度を測るため

鼻から温度センサーを入れて

胃まで到達させて温度を測る事もしてまいりました。

 

そして今回一つの事に注目して

前回の出力900w以上の高熱にチャレンジという

課題にも挑戦という事でした

 

それは前回に感じた「激痛」、、

それは、癌細胞があるであろう箇所に

ピンポイントで発していたあのとてつもない激痛w

 

先日のCTで分かった

癌細胞の周りに発生した血種もある事で

 

ひょっとして、、今回はもう癌細胞は血まみれになって

のたうち回った挙句死んでて

ハイパーを当てても他の正常細胞と同じ

まったく痛みを感じないのではないのか?

 

そんなイメージを考えながら(笑)

いざ!ハイパーサーミアを開始!

 

前回最高出力は900w

現在想定体内温度は39度ぐらいかな?

(温度センサーのある胃は空洞と液体があるため1~2度の誤差がある)

 

((前回の記事で目途が800wで42,5度と記載してましたが

知識不足だったため800では体内温度38度ぐらいともことです))

 

そして、、、いざ、あの激痛を思い出し

「よし!」と気合を入れて挑む

 

経験済の900wまでは普通に出力は上がる

、、そして、、1000wまでじわじわ上げる

 

やはり!!予感は的中

前回のたうち回った激痛箇所に痛みが全くない!

不思議なぐらい痛みが無いのだ、、

だがその代わり、、

前回に気づかなかった箇所に痛みを感じた、、

でも、ピンポイントの激痛ではなく

全体的に「じわる」、、痛い

熱いですね、、。

 

というか、前回のあの一か所の激痛に集中していたため

気づかずにいただけで、

前回もあったかのような背中に感じる

「熱い痛み」、、

 

そして1100w

、、さすがにこの数値ぐらいから

普段の生活では絶対感じたことのない

何とも言えない「熱い痛み」があります、、。

(数値等は目の前のモニターですべて確認が出来ます)

 

先生曰く

ガイドライン的には体内細胞温度42,5度に達成した状態で

たったの1分照射経過すれば癌細胞は確実に

死ぬらしいのだ、、

 

でも、なぜ50分も枠を取って治療するのかというと

低い温度でも、ある程度の段階で何分間照射すれば

効果アリとか、色々とあるらしいのだ、

「へ~なるほど!」

 

理屈的には本来ハイパーサーミアは

たった一分だけ!そう一分だけ

42,5度分の熱に耐えればいいわけなのだが、、、

 

だが!!現実には、その42,5度の「壁」は

とてつもなく高いのだ(笑)!!

 

まぁ、、そんな話を先生としながら

私の身体は悲鳴を上げて、、

 

「せ! 先生!! きゅ、、休憩!!ww!!」 と

 

一時装置を止めて照射場所の確認と

体の位置をずらしてみて

再度挑戦する

 

そして先生、、

「痛みを抑える塗薬がありますけど使ってみます?」 と

 

オレ

「もぉぉぉ!!!!! それ早く言ってよ!!(笑)!!」

、、な状態w

 

先生は笑いながら

「○○さんこないだM気質だって〇〇先生から聞いたから

何度まで平気か試していたんですよ(笑)」 と

 

オレ「先生はSですね、、オレと相性いいかもですね」 と言う

そして二人で爆笑w

 

そういえば、この前の先生と今頃違う事に気づいて

今回の先生は「〇〇さんはギター好きなんですか?」と聞いてきたので

(前回の先生とちょっとギターの話をしたのです)

 

 

オレ「え? 先生もギター弾くの?」と聞くと

先生「若いころバンド組んでた事あるんですよ~」と教えてくれる。

なのでかなりのギターオタクっぽいw

 

な~んか、お互い好きな話で盛り上がると

時間の経過が早く感じて心地が良い

ただじっと、、50分間目の前のyoutubeが観れる

モニターを黙って見てるよりも時間はあっという間に経過する。

 

ハイパーサーミア担当の先生や看護師さんは皆

気さくで話しやすいとのことを

よく他のブログで見たことあるから

そんな患者の気を紛らわしてくれる要因もあるんだと

感じました。

 

でもやはりこの先生は「S気質」なのか

話しながら出力を1200wまで上げやがる(笑)

 

私は気も紛れていたのか、温度が上がっても

なんとか対応できている、、

まだ二回目だけど、身体をクネクネさせながら

なんとなく熱感を分散させるような

「コツ」を覚えてきた感じができるのだ。

 

先生は「まだ、他に別の痛みを抑えるゼリーがありますから

併用すれば、○○さん1500w行けそうですね!」 と

嬉しいお言葉

 

つまり目指す目標は

42,5度の一分照射!

 

そして1クールが8回と言うのも

その一分のために体を慣らしていくという意味あいも

あるのだとか、、

 

やはり中には

この過酷な治療に心が折れて耐えられず

断念する人

 

低い温度でチマチマとやっているだけを

続けているだけの人とか、、

 

温熱療法の効果も抗がん剤同様

人それぞれなのだという事を教えてくれた。

 

 

そして、あれこれおしゃべりしてたらあっという間に

50分が経過

先生「お疲れさまでした~~!」

 

さすがに今回は二度目と言えど

300w上げたぶん

身体はぐったり(笑)、、でもなんかこれが心地よいのだw

 

そして、前回の激痛の箇所が

全く痛くない、、

 

「死んだかな、、癌細胞、、」w

 

そんなことを感じながら午後からは抗がん剤を投入して

広がった血管から一気に流し込んでトドメを刺すw

 

そんなイメージを想像してしまう、、

意外とこんなにも「治療をやっている感」を感じられる

 

前回のCTで良好な結果であったことも

このハイパーサーミアを一回だけだったがやったことが

一つの要因として必ずあるはずで、

決して無駄ではなかったという事、、

 

つまり

ハイパーサーミアは、やってみる価値はありそうだ、

ということである。

 

 

では、皆様のご快復とご健康をお祈りします。

 

オレの愛機、ギブソン・レスポールjr