今更ながらだけど、「大阪万博」は、完全に中止すべきである。 | 自民党潰す会・・・2

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大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た(元木昌彦)

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日刊ゲンダイDIGITAL

 

 【週刊誌からみた「ニッポンの後退」】 

 

 吉村洋文大阪府知事が、大阪・関西万博(以下万博)を中止または延期せよという世論にかたくなに耳を傾けようとしないのは、兄貴分の松井一郎や橋下徹が決めたことだから、間違っていても背くわけにはいかないという“義侠心”からではないか。

 

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 万博開催まで1年を切った。反対意見は出尽くした感がある。その主要なものを挙げてみよう。 

 

 大幅な工期の遅れと当初予算から2倍にも膨れ上がった2350億円の建設費。 

 

 万博会場になる「夢洲(ゆめしま)」の軟弱な地盤と、そこに埋まっている有害物質問題。疲弊している大阪経済立て直しのためと称して、万博よりも「博打場」建設が最終目的という“薄汚い”底意。 

 

 それに加えて国民の万博への関心の薄さである。私が思うに、今回の万博には「目玉」がない。1970年の万博には米国パビリオンが展示した「月の石」があった。先日テレビを見ていたら、前回の万博に「人間洗濯機」を出品した人が、最新のシャワーメーカーの協力を得て「未来型の人間洗濯機」を開発し、今回の万博に出展したいと話していた。これが万博のテーマ「未来社会」を象徴するモノだとしたら悲しい。 

 

 能登半島地震が起きても、「復興より万博」と、五輪と同じように突き進むのであろう。あきらめムードのまん延する中、万博批判の決定版となる発言が週刊新潮(5月16日号)に掲載された。 

 

 建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞した建築家の山本理顕(79)が、「あれほどひどい計画は、建築家から見たらあり得ない」と舌鋒鋭く批判したのである。 

 

 山本は「今回の万博における問題点は『責任者が誰なのか分からない』ということに尽きる」という。 

 

 そして、350億円かけて建設中の巨大な「木造リング」について山本は、「万博の会場デザインプロデューサーである建築家の藤本壮介さんが、“自分が考案した”と言っているようですが」、設計コンペにおける審査のやり方が驚くほどずさんなもので、藤本には責任感が欠如していると難じ、万博協会との“癒着”があるのではと疑問を呈している。 

 

 さらに批判は、建築界のドンといわれる安藤忠雄にも向けられる。 

 

 「安藤さんは同年10月に万博のロゴ選定委員会の座長になっており、翌年1月には『万博の桜2025』実行委員長に就任。次々にインパクトのある提案を打ち出しました。 

 

 中でも最も大きなインパクトがあったのが、プロデューサーに指名された藤本さんによる『木造リング』だった。それはあまりにも唐突な提案でした。すべての混乱はここから始まったといっていいと思います。(中略)それが今や、逆に彼等や万博協会の信用を貶めるようなことになっています。安藤さん自らの説明がないからです。(中略)安藤さんに言いたいことは、その責任から逃げてはいけないということです」 「万博の会場は、大阪市民が生活する街から遠く離れた場所、大阪湾のゴミ処分場の跡地です。そこに会場をつくると決めた政策自体に問題があります。 

 

 大阪の都市計画、未来へのビジョンがないまま、短期的な金銭的利益のために万博を利用するのは間違っている。万博用地の後利用として、IRを計画した方が合理的だと考える人もいるかも知れませんが、そこで生まれた利益は、本当に大阪市民へ還元されるのでしょうか。ほとんど海外のカジノ業者の利益になるだけではないでしょうか」 

 

 即刻、万博を中止すべきである。(文中敬称略)

 

 

 あんな、「夢洲」などと言う、何が埋め立てられているのか分からない「ゴミ埋め立て」施設の上で、開催する「万博」がどれほど危険な物なのか?

 その上、この間「ガス爆発」が起こった現場がある。今後も同じような「現象」が起こる危険性は、十分以上あると思う。

 あんなところに、総額で1兆円を超えるような「税金」をかけてまで、「強引」に行わなければならないのだろうか?

 地盤沈下の問題も大きいと考えます。