時は流れ、聡太たちは3回生になり、無事にそれぞれ希望する学科に進学できたのだ。聡太たちの数学科はまさに豪華なメンバーがそろっていたのだ。

 

「まさかこのメンバーが集まるとはね。」聡太が感慨深そうに言う。

 

「本当にね。」沙織も言う。

 

こうして数学科での生活が始まり、そんな日々が続いた1か月後・・・

 

「今日から新たな商業施設、品川台ヒルズが本日開業しました。開業初日にはオープンしたお店に多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せています。」

 

「あれ、聡ちゃんがテレビに映ってる」

 

「そういや、品川台ヒルズって聡ちゃんの実家が手掛けたんだったっけ」

 

「すげえな。品川台ヒルズ行ったらサービスしてもらえるんかな」

 

「ついに開業したか・・・」

 

「やっぱり大谷君がいたね・・・」