東京大学では2年生の秋学期になると、3年生以降の進学先の学科の授業を受けることになる。
聡太はすでに入学時に推薦で理学部数学科への進学が決まっていたが、入学後の成績も優秀だったので、そのまま数学科へ進学することになったのだ。そして国際数学オリンピックのメダリストである蓮・碧・伊織・勇希の4人も同様にし数学科へ進学することに。
そして聡太と高校時代の数学仲間であり、国際数学オリンピックの代表候補だった圭吾や翔吾や翔太や俊介、さらには高校3年生時にヨーロッパ女子数学オリンピックで金メダルを獲得した田中沙織(桜陰高校出身)や、同銀メダリストの奥山陽葵(中央学院高校出身)と寺島結菜(豊島岡女子高校出身)とまさに錚々たるメンバーが集結したのだった。そして聡太と同じ理科一類のクラスメートだった裕也と一平も数学科へ。実はこの二人も数学オリンピックに出場した経験はないが、幼少のころから数学に興味を持っていたので、数学科に進学することになったのだ。
拓海と傑は物理学科へ。
智と和真は情報工学科へ。
海斗は生物化学科へ。
直人は地球惑星物理学科へ。
優斗は地球惑星環境学科へ。
和明は工学部の電気電子工学科へ
慎太郎と克也は同じく工学部の応用化学科へ
圭太は工学部の化学生命工学科へ
悠真は工学部の電子情報工学科へ
それぞれ進学したのだった。
「改めて、これからよろしくね。」
「この数学科の学年のリーダーは大谷君だね。」
「ついに大谷君が数学科に進むか。」
「この学年は最強とのうわさが・・・」
「まさに"ギフト"だな。」