こうして始まった聡太たちの学生生活。聡太は大学生活の傍ら、国内外の数学者と共同で数学の研究を行うことに。その分野は整数論・実解析・調和解析・微分方程式・組み合わせ論・表現論など、多岐にわたるものだった。それと並行して国際数学オリンピック財団・国際情報オリンピック財団の委員として幹部と大会の運営について協議したり、雑誌「数学への招待」の問題コーナーを担当していた。
「ここ、超広い。」
「ここ自分やみんなの研究部屋兼遊び部屋に。」
六本木ヒルズの高級マンションの一室を数学やプログラミング部屋として借り(プライベート用にさらに高級マンションの一室を借りているのは秘密。)風磨ら東京第一高校時代の数学仲間に加え、碧斗と樹と晴翔も加わって自主的に数学のゼミを開催して、皆でそれぞれの分野を研究したりしていたのだ。
一方他のメンバーも塾の講師や個別指導センターの講師や家庭教師をしたり、碧斗は大手進学塾「Q会」の講師を務めることになる。
その中で涼介はyoutubeで個人チャンネルを開設して、数学の定理や入試問題を解説したり、自ら他のyoutubeのチャンネルに出演したり、涼介はかなりのイケメンなので、出演の需要があったのだ。
玲音は大手進学塾「EEC」の最上位クラスのチューターを務めることに。一方風磨はというと
「風磨くんがチューターになってくれて、本当に心強いよ。」
「そう言っていただいてありがとうございます。」
風磨は大手進学塾のチューターを務めることになったのだが・・・
「あれ、青木風磨君?」
風磨に話しかけてきたのは、北島紬さん。実は彼女は高校3年生時に国際生物学オリンピックで銀メダルを獲得していて、同じく東京大学の理科一類に進学したのだ。
風磨は実は高校から東京第一高校に入学してきていて、中学入試の時に東京第一高校を受験したが、不合格で公立の中学校に進学。そこから高校入試で再度東京第一高校を受験して合格。そのため東京第一高校はじめ、多くの進学校の生徒が通う進学塾「金銀会」には通わなかった。もともと裕福な家庭ではなく、東京第一高校+金銀会の学費を払うのが厳しいということで、通わずに、高校2年生の秋に大手進学塾「東京予備校」に通い始め、そこで最上位の東大特進クラスに通っていたのだ。
そして今回その縁で東京予備校の東大特進クラスのチューターを務めることに。そして紬も同じクラスに通っていて、同じチューターを務めることになったのだ。
「紬さんも通っていたの?」
「うん。風磨君が通っていたの知らなかった。」
現役の頃はお互い同じクラスに通っていたのを知らなかった2人。でも実は帰りの電車は同じ沿線に住んでいることがわかったり、推薦で理学部に進学が決まっているのもあって、徐々に親しくなり、でもお互い恋愛はしたこともなく、最初は2人で食事をするところから始まって・・・やがて・・・