共同親権(共同親責任)について、間違った認識やイメージを広めるのは大問題 | 離婚し、面会交流を拒否する元妻と裁判で戦う熊本の実話ブログ

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離婚してから、なぜか急に面会交流を拒否してきた元妻と裁判で戦う熊本での実話ブログです。

私がリブログで書いた共同親権(共同監護・共同養育・共同親責任)についての記事が削除されました。

ただ、共同親権について間違った情報が広まっては負の遺産を残すことになるため改めて記事を書きます。

 

 

お知らせとお詫び。 | 幼稚園のPTAで手酷いイジメに遭いまして(汗) (ameblo.jp)

 

上記記事についてです。

~~~記事一部抜粋~~~

 「現状見る限り、共同親権も単独親権もどちらもメリットデメリットが大き過ぎるから、司法や警察やその他の福祉機関の執行権や強制力があいまいな現状で、新しい制度を持ち込むのは危険だと思うという人間なので、やっぱり共同親権の導入には反対です。ただ共同親権にすることで得ることができるもの、守ることができる権利があるのももちろんわかっているので、上記の問題が解決できるのであれば賛成派に回ると思います。今回のみなさんのご意見を拝見して、賛成に傾いた部分は大きいです。」

 「子供の会う権利を主張される人もいるけど、会いたい子供ばかりじゃないし、会いたくなくても面会させられてる子供もいるし、大人になっても離別した毒親から付きまとわれてるような人だっています。もちろん会いたい子供が会えない状態は改善しなきゃならないし、虐待などの問題もあるから一概には反対してはいけないことも理解しています。でも会いたいか会いたくないかは子供次第、安全か危険かも親次第なら、私は司法、警察、その他の福祉機関の執行権や強制権の強化を図るのが先決だと思います。それが海外のようにしっかりとできているのであれば、私は共同親権に賛成します。」

 「日本はモラルが高いと言われるけど、パワハラ・セクハラ・モラハラマタハラ・時短ハラ・育児ハラとハラスメントオンパレードの国だと思っているので、日本人のモラルが高いとはどうしても思えませんので。本当にモラル高いのであればこんな問題起きないし、社畜なんて言葉は生まれません。確かに震災の時とかには一致団結するけどさ、それはそうしないと生き抜けないのを、長い震災体験で培ってきただけでしかないよ。実際現場では窃盗も性犯罪も起きていますからね。大きな暴動が起きなくても火事場泥棒も火事場詐欺師も火事場性犯罪者もいっぱいおるんやわ。だからモラルだとかそういう個人の価値観に委ねられるものに頼らずに、まずは法関係の整備や強化をしてから、土台を固めた上で共同親権を導入した方がいいと思います。」

~~~抜粋終わり~~~

 

記事の内容から、強制的な一律単独親権を共同親権に改正することで、得るものや守れるものがあることは理解されたようです。

 

具体的な単独親権の大きな問題点は、①単独親権を得るために「子の連れ去り」が多発していること、②虐待をする親が「子の連れ去り」を実行して親権者となった場合に、子どもが虐待から逃げることが困難なこと、③まともな親権者であっても、交際相手の影響などにより虐待するような親に変貌した場合に、子どもが危険な状態になることなどがあります。

 

最近とくに多発する問題が、母子家庭における交際相手や再婚相手の虐待事件ですね。共同親権が当たり前、離婚後も子どもと別居親が交流するのが当たり前という社会雰囲気になれば、おそらくはそういった虐待事件は少なくなるでしょう。

 

会いたい子どもばかりじゃないというのは一理あります。現状、虐待があったケースや、子どもが拒否しているケースであっても、無理やり面会交流させられるという話もあり、これは裁判所や調停員、調査官などの判断と実務の問題です。イギリスやカナダで導入されている第三者機関のアドボカシー制度が日本にも必要だと思います。

 

日本人のモラルやコンプライアンス、治安、犯罪の少なさについては、世界的に見て高いというのが一般的ですが、「日本人のモラルが高いとはどうしても思えない」ということですので、それらについて客観的なデータを調べました。そもそも、まず欧米でもセクハラやモラハラはありますし、社畜のように働いている人も当たり前に存在します。また、国によっては大災害時にここぞとばかりに暴動や略奪がありますよね。災害時に団結できるというだけでも私は素晴らしいことだと思います。そして、日本でも火事場泥棒、詐欺師、性犯罪者がいるのは承知していますが、では海外と比較して日本のほうが多いかと言うとどうでしょう?。

 

それでは下記各種データです。

世界の殺人発生率 国別ランキング・推移 – Global Note

【第1回】私たちが暮らす日本は、どんな国? (日本):株式会社日立システムズ (hitachi-systems.com)

日本の犯罪と治安 - 世界の諸国との犯罪発生率の比較 - Weblio辞書

 

・殺人発生率は、マン島、モナコ、バチカンという殺人0に続いて、シンガポール0.16の次が日本0.26となってます。

・国連薬物犯罪事務所(UNODC)犯罪統計では、日本は、殺人0.31、強盗2.41となってます。

・故意の殺人(既遂)の発生率は、日本は、2018年で0.26で、報告書を提出した93国・地域中で低い順に2位である。

・女性に対する故意の殺人(既遂)の発生率は、日本は、2018年で0.25で報告書を提出した81国・地域中で低い順に3位である。

・性的暴力(日本は強制性交[旧・強姦]と強制わいせつを合わせた認知件数で計上)は、2017年で5.3で、報告書を提出した91国・地域中で低い順に16位である。

・深刻な暴行(日本は傷害の認知件数で計上)は、日本は、2018年で17.81で、報告書を提出した86国・地域中で低い順に37位である。

などのデータが並んでいますがどうでしょうか?。

 

私はこういったデータから、欧米諸国が採用している共同親権(共同監護・共同養育・共同親責任)が日本ではできないとは全く思いませんし、むしろ、欧米諸国ができているのなら、日本であればより良い子どもを最優先とした制度にできるはずだと思います。ただ、そのためには、行政、警察、裁判所など様々な部分をもっとクリア化する必要があると思いますが、よければ賛否両論皆さんのご意見をコメントして頂きたいです。