5月3日記事の続きです。
その後、私と長女は話し合って、また夕方か夜に電話しようとなりました。
5月3日、18時57分、長女が子ども携帯で元妻に電話すると、二女が電話に出ました。長女が、「今月は面会交流できなかったね。元気?。」など話して、二女は、「うん、元気。」など返事をし、私とも同じように少し話して二女との会話は終わりました。二女は、今でも元妻に忖度し、私と長女について元妻の前では好意的に発言することができない。なので安否確認は早々に切り上げました。
安否確認を終えると、長女が、元妻に聞きたいことがあると言うので、電話を元妻にかわってもらいました。長女は、これまで、元妻に自分の意見を全否定されたり、無視されたりしてきました(いわゆる毒親です)。しかし、長女はもう14歳の中学3年生で、「言いたいこと言ってやる!」という気持ちがあり、私も、長女に対して、言えるようになってからでいいから、「親には言いたいこと言え!。感情ぶつけていい。泣いて怒って怒鳴ってもいい。」などを言い聞かせて育ててきました。
長女と元妻が話しはじめた。
長女:
「もしもし、何回も電話したけど、なんで無視するの?。」
元妻:
「●●ちゃん(長女)からの電話はかかってないよ。」
「非通知でかかってきてたよ。非通知の電話は出ないから。」
「それに、電話しないといけない決まりはないよ。」
長女:
「私とは電話したくないってことですか?。」
元妻:
「そうじゃなくて。」
長女:
「私に愛情あるとか言うけど、会いに来ないし、むしろ避けてませんか?。」
元妻:
「面会交流を拒否してるのはそっちでしょ。」
「あなたたち二人が拒否してるんでしょ。」
長女:
「拒否してませんよ。」
「もしかして勘違いしてませんか?。」
「私は、今、妹としている、遊んだりするような面会交流はする気ありませんよ。」
「ていうか、よくそんなこと言えますね?。」
元妻:
「面会交流を無理矢理やろうとは思ってないよ。」
長女:
「弟(未婚で異父弟を出産)のこと黙ってましたよね?。」
「その話聞いたとき、ふざけんな!って思ったんですけど。」
元妻:
「言える状態でもないし。」
「普通の人なら言えるけど、普通じゃない行動ばっかりするから。」
長女:
「普通じゃない行動ってなんですか?。」
元妻:
「そういうのは●●ちゃんに話すことじゃないし。」
長女:
「私のことだから、私が話聞くの当たり前ですよね?。」
「ていうか、なんでも勝手に私のこと決めつけるのムカツクから。」
元妻:
「●●ちゃんは話が全然わかってないから。」
長女:
「いや、話が全然わかってないのはあなたでしょう。」
「子どもだからってナメないで下さい。」
元妻:
「話しても、そうやって反発ばっかりするから。」
長女:
「私はちゃんと言ってるだけです。」
「言う通りにしろ。操り人形のように大人しくしろってこと?。」
元妻:
「なんも言ってないよ、そんなこと。」
長女:
「おかしいのはそっちでしょ。」
元妻:
「妹の面会交流のことで、子どもを巻き込むなと言ったのはそっち。」
「●●ちゃんとの面会交流を邪魔してる。」
長女:
「父が、私とあなたの面会交流を邪魔したんですか?。」
元妻:
「書面を見たらわかる。」
「全部見せられてるからわかると思うけど。」
長女:
「いや、私は書面は見たいから見てるんですけど。」
元妻:
「見たらだめなのよ。」
長女:
「え?なんでですか?。」
「私の面会交流のことなのに、大人だけで決めるんですか?。」
長女:
「とにかく、話し合いは絶対にしますので。」
「私も、最初は、あなたと仲良くなろうと、元に戻ろうとけっこう努力したんですよ。」
「それをこうなったのはあなたのせいでしょ?。」
元妻:
「元に戻ろうって意味もよく分からないけど。」
「●●ちゃんの書面に書いてあることが180度違ってビックリしたんだけど。」
長女:
「いやいや、それはこっちのセリフ!。」
「ていうか、なんで、あなたが私のことを決めつけて押し付けるんですか?。」
元妻:
「気持ちは本人しかわからないけど、真実は知ってるから。」
長女:
「いやいや、こっちも知ってますよ。」
元妻:
「180度変わってるから、なんでそんなウソをつくのかわからない。」
長女:
「いや、ウソをついてるのはそっちでしょ!!。」
元妻:
「電話で話すとゴチャゴチャなるだけだから、会って一つ一つ話したほうが良いと思う。」
長女:
「まあ、話し合いはきっちりさせてもらいます。」
元妻:
「冷静に、普通に話そう。」
長女:
「いや、普通にしてますよ。」
元妻:
「一つ一つ、何が聞きたいのかを言ってくれないと。」
長女:
「いや、言ってますよ。」
元妻:
「何が聞きたいのかよくわからない。」
長女:
「そっちは、私のこと全く理解しようとしてないじゃないですか!。」
「けっきょく、自分の所から離れていった子は興味がないということ?。」
「そういうことですか?。なんなんですか?。」
元妻:
「そういうことは言ってないし。」
「●●ちゃんも母親になればわかると思うけど。」
長女:
「だったらなんなんですか?!。」
「一度もそちらから電話きたことないし。」
「会いにきたこともない。」
「じゃあ、なんで・・・。」
ここで長女は感極まり、泣き出してしまい、電話は終了しました。
子ども時代に、親から否定的な養育をされると、『親に意見や反抗すると嫌われる』、『親に嫌われると孤独になる』、『孤独は怖いから親に嫌われないようにしよう』、『自分自身で考えるのをヤメて親の喜ぶことをやろう』、『全て親の言うとおりにしよう』、『自分の意志や考え方がなくなる』、『自分で考えたり決断することができず自立できない人間になる』ということになります。
今回、長女は、約4年ぶりに母親に対し、少しですが感情をぶつけることができました。過去に、姉妹差別や無視などの心理的虐待を受け、考えたり、自己主張することができなくなった時とは明らかに違う、言いたいことはハッキリ言う、違うことはきっぱり否定、相手が親でもガンガン意見する精神的な成長を感じました。これまでは、私に対してだけ「ウザイ」やら「ハゲ」やら文句を言ってましたが、ようやく、『母親に対しても言える感覚、言っても良いんだという感覚』が体験できたのではないかと思います。