4月29日(月)西武6回戦(福岡D)、5-4でサヨナラ勝ち。対戦成績6勝0敗。絵に描いたような幕切れ。お膳立てはできても土俵際のうっちゃりは、そうそうあるものではない。2点差を逆転3ラン、さすが千両役者だ。
1死1、2塁で中村がとんでもない高めのボールに手を出して3球三振したときは、万事休す、これで勝負あったかに見えた。しかし柳田に投じた2球目のストレートは、チェンジアップと見まがうほど球威がなく、スーッと入ってきた。スタンドまで届くほどの放物線に見えなかったが、声援が後押ししたか。
先発スチュアートは、いつもに比べて間合いが短く、良いズムで投げていた。打たれたHRは2本ともストレート。実力者の中村は仕方ないにしても、金子にあの厳しいコースを打たれるようでは、ストレートの威力は大したことがない。ただ、変化球主体のピッチングを続けているうちは、容易に勝てない。ストレートの投げ込みをしていかないと、ローテは回ってこない。
しかし金子の3ランは海野のボーンヘッドによるもの。あのバント処理で2塁に高投するようでは正妻の座はつかめない。先日も盗塁を見破ってウエストしたボールを2塁に高投した。打力でも甲斐に劣るのに、守備でこれだけ失策が多いと、谷川原と入れ替えるのではないか。
西武戦は5月に6試合組まれている。西武Dで3日(金)~5日(日)、福岡Dで17日(金)~19日(日)、ローテ通りならば今回の先発3人が出てくる。リーグ内の対戦カードは25試合、5月中にその半分を消化する勘定だ。ホークスは相性が良いうちに取っておきたい。西武はこれが続くようなら、今季は非常に苦しい。
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