3月29日（金）オリックス1回戦（京セラD）、3-1で勝ち。対戦成績1勝0敗。両先発が2回から立ち直り、息詰まる熱戦、緊張感のある好試合。覇を競う両雄の今季を象徴するような展開だった。
ポイントは4回1死、山川の打席にある。ストレートばかり5球を内角に執拗に攻め立てた森のリードで、一度もバットを振らず2－2からインローに投げ込まれて見逃し三振。森は西武時代から同じコースや同じ球種を続ける傾向がある。本人も好打者だけに打者の心理を読むのが上手い。
しかし7回は策に溺れた。内角攻めのあとは、一転して外角一辺倒。内角を待っている打者の裏をかいて外に集めたが、チームメイトだった山川は森のクセを読んで3球目も外のボールに張った。4回の打席が伏線になり、7回に決勝点。尻上がりに良くなった宮城をマウンドから降ろす大きな一発になった。さすが千両役者、沖縄対決は先輩に軍配が上がった。
7回のピンチに松本を挙げたのも良かった。順番から言えば藤井だが、制球力に難があるので、イニングの途中からはコントロールの良い松本を選択したのは正解だった。オスナは盤石。小久保監督が満面の笑み。
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