20番に告ぐ | 嗚呼 ソフトバンクホークス

嗚呼 ソフトバンクホークス

九州に本拠を置く唯一のプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの試合結果を語る場。

5月21日(日)西武9回戦(西武D)、6-7でサヨナラ負け。対戦成績5勝4敗。よく粘って挽回したが、序盤の失点が大きすぎた。森、岩嵜は責められない。以下は、3回が終わって書いたものである。迷ったが、そのまま記しておきたい。

 

もう、何を言っても、今更の感があるが、この世で見てはならないものを見てしまった。百万言を費やしても語り切れない。この無様でふがいないピッチングは、敗退行為にも等しい。

 

制球力なし、精神力なし、勝負度胸なし、闘争心なし、やる気なし。なしのオンパレード、ふなっしー顔負けである。恥ずかしげもなく、ただただ外角に構える捕手のミット「付近」に投げ込むだけのピッチングをして、お前は何をしたいのか。コントロールを磨く練習がしたいのなら、下に行け。

能面のような、のんべんだらりとした表情から読み取れるのは、意志の力の欠如である。どうしたいという意思が全く感じられない。個人であれ法人であれ、良い仕事をして事業の利益を上げるのが、大人というものである。この男は、気持ちを込めてボールを投げ、打者を打ち取るという意思が見えないし、感じ取れない。満場の観客の中で、なにをどうしたいのか。その狙いや目的といったものが、見る側に全く伝わらないのだ。人はそれを無気力と呼ぶ。

やろうとすることが見えないから、見る側にとって、やる気がないとしか思えないし、やる気がないならやめろ、と言いたくなる。いい野球、良いプレー、賢明な姿を見たいのだ。暴投すれば、捕手に詫びるでもなく、ほげたマウンドを見て、そのせいにするし、ボカスカ打たれた挙句、頭にぶつければ、悪びれる風でもなく、退場宣告をシレッと受けて、むしろ安堵したかのように去って行く。人に見てもらう仕事ではないだろう。他で投げる機会はもらえまい。今すぐ転職を勧める。

とはいえ、ここまで書いてきて(現時点では5回表終了で0-4)、使う側に一番大きな問題があると、気づく。指揮官はすでに2回、下位打者に四球を連発した20番をにらみつけていた。40歳でノーノ―を達成した剛腕の佐藤コーチなど、一発殴ってやろうかと思ったはずだ(いや、懺悔の値打ちもなし、と思ったに違いない)。

過日も書いたが、和田は今季絶望で、武田も3年連続の2ケタは厳しいだろうし、千賀がアウトなら、今季は終わる。摂津や11番・20番に頼る指揮官の采配が続くと仮定すれば、今季は大型連勝がまず期待できない。それに、こういう覇気のない、2軍レベルのベテラン投手を使った試合を続ければ、ナインの士気低下は防げない。

きょうも3回で観戦を中止したが、そこまで見る限りでも、寺原に声をかけたのは、わずか。3回はコーチが来るまで、誰一人マウンドにいかなかった。そりゃそうだろう。フルスイングしてもなかなか当たらない、ウルフのムービングボールにカリカリしているというのに、ビビりまくり、四球出しまくりのプロ失格ピッチングをいやというほど見せられて、さあ打ってやろうと燃えるほど、プロの選手は単細胞ではない。

投打の信頼関係をぶち壊すのが得意なこの指揮官では、この3人に頼る限り、今季も試合数の半分は捨てゲーム、という勘定になる。たまには捕手を変えて投手の配球を工夫するかなと思ったが、今日も年寄り専門の高谷だった。高谷とて、構えても来ない男のボールを取るのは地獄だっただろう。こういうときこそ、若い甲斐をだせばいいのに、高谷こそ迷惑千万だろうし、可哀そうである。打たれて代えても遅い!

 

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