大国の考えは良う分からんなあ? | 鷹の目 平田/Hawkeye Hirata

鷹の目 平田/Hawkeye Hirata

Hawkeyeの如く、世界情勢の大局をよく見たいと思います。

 どうも良う分からんですね、米国のアフガン撤退。
 ま、いくら支援してもニッチンサッチン行かんアフガン情勢に手を焼いてアフガン支援を止めるというのは政策としてあり得ることですが、バイデン政権の「引き方」はどうにも頷けない。
 米国はアフガン支援のために官・民・軍を派遣して実施していたのであろうから、まず官・民を引き上げさせてから最後の軍を引き上げるというのが常道ではないでしょうか? バイデン政権はなぜ先に軍の撤収を公表したのでしょう。
 あのような危険地帯に派遣されていた米国民はもちろん、タリバンの暴力政策に不安を感じていたアフガニスタン国民が動転することは必定でしょうに。
 まずシビリアンの引き上げを優先し、最後に軍の撤収というのが普通と思うのですが如何でしょうか?

僻目の平田

 

アフガニスタンの首都カブールからカタールに向け出発した米空軍の大型輸送機の機内。米空軍提供
(2021年8月15日撮影)