今日は演劇女子部『TRIANGLE -トライアングル-』を観に行って参りました。
ストーリーを詰め込むのではなく、一つひとつ登場人物の豊かな機微に触れてゆくような舞台。
板の上で躍動する心が真っ直ぐに伝わる、華やかであたたかい時間でした。
終演後、キャストの皆さまにご挨拶させていただく機会がありまして、でも僕ノープランに弱いし、さっきまで役になりきってた人たちが至近距離で横にずらっと並んでる(書いてて演出家を名乗っちゃいけない気がしてきた)から、緊張して結果8回くらい噛みまみた。恥ずかしい。
んで。
ここからは少し真面目な話。
現役のモーニング娘。'15の方々が中心に出演されているから、そういう意味では、全員が舞台女優を普段メインでやっているわけじゃない。誤解を恐れずに言えば、女優ではないのかもしれない。
でも舞台の上と、終演後に見た皆さんの眼差しは、間違いなく女優さんのものだった。
僕が噛んだのも、その熱に至近距離で圧倒されたからが大きい(ということで半ば説明がつく)。いち観客としてふわっと観に来ていただけの僕なんかに、この熱さに見合う言葉なんて、到底話せない。だから焦った。偉そうに杓子定規な感想を述べるわけにはいかない。
「女優に挑戦してみました」
ところで、こういう言葉は正直好きじゃない。
あくまで本拠地は別のジャンルだけど、そっちにもお邪魔しました、何事も経験ですよね的なスタンスが見え隠れして、そんな生半可なものじゃないだろうと時おり、思ってしまう。職業柄どうしても引っかかる。
でも今回、演劇女子部を観て、ああ、これは挑戦なんだ、挑戦を目撃しているんだと感じた。
きっと毎ステージ、少しでも高みを目指そうと努力している。少なくともいま、役者として、上を向いている。この圧倒的な向上心こそ、アイドルの本質なのではないかと、門外漢ながらそう思った。
いかにパフォーマンスを磨くかという熱意。
歌もダンスも演技だって。
きっと通底するものは変わらない。
いかにお客さんを魅了するか。魅せるか。
飽くなき日々の探求、その巨大な熱の一端に触れて、僕はあの尊敬する、大好きな一人の女優を思い出す。
役者として何処までもストイックで、どこまでも高く飛ぼうとするあの元リーダーは、かつてこの空気を担う存在だったのだろう。
ああ僕も頑張ろう。
この方たちと仕事がしたい。
この世は負けたくない人で溢れている。
終わりのない階段を、一段でも上がるために。
明日も悩んだり考えたりしなきゃなんだなあ。