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クレハズム

松澤くれは公式ブログ。

『りさ子のガチ恋♡俳優沼』
おかげさまで連日満席です。

当日券も今日ついに倍率15倍と聞きました。
本当は観たい人みんなに観てほしいけど、わずかしかお席がない。
当日券の可能性はゼロじゃないのでぜひ挑戦してほしいです。




さて。
今日ブログを書いたのは、Twitterにも投稿したスタンド花のことを話すためです。


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ファンの方が贈ってくれた、りさ子の世界観を表現したスタンド花です。
僕の大好きなうさぎが、りさ子のプレゼントを持っているデザインで、届いた時すごく嬉しかったです。

ファンの方が、素敵なアイデアで作ってくれたスタンド花。
創意工夫が本当に本当に嬉しかった。頑張ろうって思った。



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そんなスタンド花を、誰かに壊されてしまいました。

右半分の風船がすべて割られて、装飾のプレゼント箱を持っていかれました。

スタッフさんの目撃情報から、8/7の17:00~17:15に行われたんじゃないかと思われます。
その日は開演19:00なので、舞台を観たお客さんがそうしたわけじゃないのは分かっています。

ロビーとは言っても、劇場入口にいちばん近い場所に置いてありました。スタッフさんの目が届かない瞬間もありました。


あくまで推測ですが、舞台を観ていない方じゃないかなと思います。

この舞台は、開演前から本当にいろいろ言われました。

ファンを馬鹿にしている。
2.5次元舞台を茶化している。
こんなの上演するなんて有り得ない。

リプライやDMで罵詈雑言もたくさん届きました。

僕は、出来上がったものを観てもらえたら伝わると信じて、稽古を重ねました。
本当に描きたいものが本番を観てくれた人には伝わると信じて、今までやってきました。


僕が『りさ子のガチ恋♡俳優沼』で伝えたいことは、たった一つです。

人と人とは分かり合えないけど、それを認めて、それでも言葉を互いに交わすことを諦めないでいよう。人を知ることを諦めずに生きていこう。それを伝えたくてこの物語を描きました。


出来上がったものをどう受け取るかは観客の自由です。
上演中、笑ってる人もいれば、泣いている人もいる。

それでいい。
受け取り方は人それぞれ。
それでいいと思ってます。

だからもし、この舞台を観て、僕に憎しみを抱いた方がいてもそれは構いません。

だから僕は終演後にロビーに立ってます。

どんな言葉をかけてくれてもいいんです。怒鳴られたり、叱られたりしてもいい、あなたの言葉が聞けることが嬉しいから、僕は終演後にロビーにいます。待ってます。


だけど。
もし僕のことを心から許せなくても。

スタンド花にだけは手を出してほしくなかった。

それは僕のものではなく、ファンのものだから。

ファンの気持ちそのものだから。

僕はファンの気持ちを守れなかった。
その想いを守りきることができなかった。

ごめんね。
本当にごめんなさい。



そして。
装飾を持っていったあなたへ。

きっとあなたにも。
応援する人がいると思う。
好きな人がいると思います。

その人のスタンド花が傷つけられたら、どうだろうか。ファンの気持ちを傷つけ、応援してる人も傷ついてしまう。

僕を攻撃してもいい。
どれだけ傷つこうが僕は受け止める。
そして対話をする。言葉を尽くす。


だからお願いします。
僕のファンを巻き添えに悲しませないでほしい。


あなたの標的はきっと僕だ。
僕のファンじゃないはずだ。


あなたは僕じゃない人を悲しませた。
それだけは分かってもらえないだろうか。


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今日の終演後に、やむなくうさぎを取り外しました。持って帰りました。うさぎは家で大切に保管します。

「もしかして次はうさぎも取られるかも」
って疑ってしまった自分が心から恥ずかしい。信用することができない自分が嫌になる。

だけどもし万が一。
このうさぎまで持っていかれたら、僕はきっと立ち直れない。


こんなこと言うのも違うのは分かってるけど。

うさぎを傷つけなくて、ありがとう。
このうさぎはずっと大切にするから。


だからありがとう。





もしこのブログをあなたが読んでくれたら。

僕のファンが悲しんだこと。
僕のツイートを見て悲しんだ人がいること。

人はどこまでいっても、心が脆いこと。



それを知ってほしい。
どうか届いてほしい。






僕は明日も、舞台を上演します。
信じるものを届くと信じて発表します。



これからも。
よろしくお願いします。



脚本家・演出家   松澤くれは
いつも応援してくださりありがとうございます。




9/27~10/1に上演予定の、脚本演出を担当していたプロデュース公演が中止になりました。

楽しみに待っていてくれた皆さま、申し訳ございません。



戯曲は書き終えて、
劇場も用意されていました。

中止の理由は、
プロデュース主催側がキャストへの出演オファー時に、事務所さんから「リスク高くてこんな作品にうちのタレントは出せません」と断られることが多く、十分なキャスティングが出来なかったことらしいです。


プロデューサーさん曰く、
「松澤くれは作品を一度でも観たことある事務所は出演を快諾してくれたが、未見のところは断られる」とのことでした。



作品のテーマは、
「罪悪感とは何か?」でした。

どうして人を殺してはいけないのか?
どうして人は罪の意識を感じるのか?

真正面から向き合った作品でした。
いま書ける限界のものが書けました。


それでも、キャスト事務所さんから「コメディならいいけど、人もたくさん死ぬ作品ですし…」と拒絶されたと聞き、僕はただショックでした。
悔しいです。作品の本質を戯曲で伝えられなかった己の未熟さも含めて、とても悔しいです。


人はいつか必ず死にます。
毎日のように人が人を殺します。

死から、目を背けてはいけない。
僕はそう思って書き上げました。

時代もののエンタメで人を斬り殺すのと、現代の人の死を扱うのと、何が違うのだろう。
フィクションの死はどちらも等しくそこにあり、尊厳をもって描かれるべきだと信じます。


幸い、プロデューサーさんも、
「この作品をお届けできなくて悔しい。来年以降に発表できるよう準備をしたい」と言ってくださいました。
なので正式には、中止ではなく延期にあたるかもしれません。

ですが現実として。
9/27~10/1の公演は幻に終わりました。今年いっぱい、急に予定が空きました。暇です。いくらでも仕事できます。

現時点では明日からはじまる、
『りさ子のガチ恋♡俳優沼』
こちらが今年ラストになりそうです。



『りさ子~』も出演オファーが難航したと聞きます。

僕の作品は、リスクが高いそうです。
確かに商業向きではないのでしょう。

でも僕は、いま自分のやるべきものを見定めて活動してきました。

いま感じる社会のあり方、人の生き方。
見過ごしてしまいそうなもの、見ないようにしているものにスポットを当てることで、見えてくるものが必ずある。奇を衒うわけではない、新しいものに辿り着きたくて演劇を作ってきました。


腹は括りました。
いま目の前に『りさ子~』という、全力で挑む公演がちゃんと存在しています。こんなに幸せなことはありません。

いま一緒にいるキャストさんに感謝しています。じっくり脚本を読んだ上で、覚悟と責任をもって出演を決めてくれた人たち。ありがとうございます。

当たり障りのない作品を量産するくらいなら、本当に作るべき作品を作っていきます。



仕事がなくなっても、
もう演劇を世に出せなくても関係ない。

作ったものをその瞬間にだけ。
しっかりお客様に届けてゆく。

観たら伝わる。
それが演劇と信じて。




『りさ子のガチ恋♡俳優沼』
明日から開幕します。
チケットはほぼ完売ですが、
当日券情報チェックしてください。




どうぞ。お見逃しなく。
頑張って稽古して本番は一瞬。
お金かけても儲かりはしない。

あっという間の、その瞬間のために。

たくさんの役者スタッフが一丸となって演劇を作っている。


舞台は本当にすぐに終わる。
終わったら跡形もなくなる。



演劇は、消えてなくなる。

そんな演劇を。
どうして作るのか。




終わらないからだ。

公演が終わっても。
観た人の心に残る。

心の中で、
物語が繰り返される。

かたちのないもの伝えるために、
演劇というかたちで届けてゆく。

心にまで、届けるため。
そのために演劇を作る。


作っている。

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夏に上演する三作品。
すべて戯曲を「終わらない」でしめた。



終わらない物語を。
大切な祈りをのせて。