いつも応援してくださりありがとうございます。
9/27~10/1に上演予定の、脚本演出を担当していたプロデュース公演が中止になりました。
楽しみに待っていてくれた皆さま、申し訳ございません。
戯曲は書き終えて、
劇場も用意されていました。
中止の理由は、
プロデュース主催側がキャストへの出演オファー時に、事務所さんから「リスク高くてこんな作品にうちのタレントは出せません」と断られることが多く、十分なキャスティングが出来なかったことらしいです。
プロデューサーさん曰く、
「松澤くれは作品を一度でも観たことある事務所は出演を快諾してくれたが、未見のところは断られる」とのことでした。
作品のテーマは、
「罪悪感とは何か?」でした。
どうして人を殺してはいけないのか?
どうして人は罪の意識を感じるのか?
真正面から向き合った作品でした。
いま書ける限界のものが書けました。
それでも、キャスト事務所さんから「コメディならいいけど、人もたくさん死ぬ作品ですし…」と拒絶されたと聞き、僕はただショックでした。
悔しいです。作品の本質を戯曲で伝えられなかった己の未熟さも含めて、とても悔しいです。
人はいつか必ず死にます。
毎日のように人が人を殺します。
死から、目を背けてはいけない。
僕はそう思って書き上げました。
時代もののエンタメで人を斬り殺すのと、現代の人の死を扱うのと、何が違うのだろう。
フィクションの死はどちらも等しくそこにあり、尊厳をもって描かれるべきだと信じます。
幸い、プロデューサーさんも、
「この作品をお届けできなくて悔しい。来年以降に発表できるよう準備をしたい」と言ってくださいました。
なので正式には、中止ではなく延期にあたるかもしれません。
ですが現実として。
9/27~10/1の公演は幻に終わりました。今年いっぱい、急に予定が空きました。暇です。いくらでも仕事できます。
現時点では明日からはじまる、
『りさ子のガチ恋♡俳優沼』
こちらが今年ラストになりそうです。
『りさ子~』も出演オファーが難航したと聞きます。
僕の作品は、リスクが高いそうです。
確かに商業向きではないのでしょう。
でも僕は、いま自分のやるべきものを見定めて活動してきました。
いま感じる社会のあり方、人の生き方。
見過ごしてしまいそうなもの、見ないようにしているものにスポットを当てることで、見えてくるものが必ずある。奇を衒うわけではない、新しいものに辿り着きたくて演劇を作ってきました。
腹は括りました。
いま目の前に『りさ子~』という、全力で挑む公演がちゃんと存在しています。こんなに幸せなことはありません。
いま一緒にいるキャストさんに感謝しています。じっくり脚本を読んだ上で、覚悟と責任をもって出演を決めてくれた人たち。ありがとうございます。
当たり障りのない作品を量産するくらいなら、本当に作るべき作品を作っていきます。
仕事がなくなっても、
もう演劇を世に出せなくても関係ない。
作ったものをその瞬間にだけ。
しっかりお客様に届けてゆく。
観たら伝わる。
それが演劇と信じて。
『りさ子のガチ恋♡俳優沼』
明日から開幕します。
チケットはほぼ完売ですが、
当日券情報チェックしてください。
どうぞ。お見逃しなく。