過去の治療⑨IVF説明会 | 39歳、KLC通ってます→41歳、再開しました→46歳、最後の移植

39歳、KLC通ってます→41歳、再開しました→46歳、最後の移植

2015年第一子を出産、2018年第二子出産。現在凍結胚移植のためklcに通院中です。

2013年8月10日(土)

IVF説明会当日。


この日わたしたちが向かったのは、

加藤レディスクリニックの説明会でした。


加藤レディスクリニック、通称KLC。

不妊治療、特にIVFを志す方であれば、知らない方はいないと言ってもいいくらい、

その道ではとても有名なクリニックです。


実績では、日本一とも言われているKLC。

わたしがこのクリニックに惹かれたのは、この実績もそうですが、

自然周期の採卵にこだわっているという点でした。

薬なんて、使わなくて良いなら、使わないに越したことはない。

そう思ったからです。

で、とりあえず話を聞いてみたいと思って、説明会に足を運んでみました。


しかし、しょっぱなから大失態。

会場であるホテルに行ったものの、それらしき催し物を行っている場所が見当たらない。

慌ててホテルに確認してみましたが、そんなイベントは行われていない、と言われます。

んなアホな。


「本当に会場合ってる?」


と不審げなハチサン。


まさかと思いつつ、慌てて予約完了メールを確認すると・・

なんと会場を勘違いしているではないですかっ!!!


KLCの説明会の会場は、新宿のハイアットだったのですが、

何を勘違いしたのか、六本木のリッツカールトンだと思いこんでいたわたし・・

おそらくハイアット→グランドハイアット→六本木→リッツ

と連想ゲームのように脳内転換されたのだと思われます。

アホ過ぎ・・

よく考えればKLCは西新宿にあるんですから、六本木で開催するわけないですよねぇアホ


大慌てでタクシーで新宿へGO。

超協力的な運転手さんで、奇跡的に時間数分過ぎくらいに、なんとかハイアットに着きました。

ちょっと早めに会場に行っておいて、本当に良かった。


入り口でお水とパンフをいただき、会場に滑り込んだわたしたち。

説明会は、すでに始まったところでした。

会場には、200人くらいいたでしょうか。

ほとんどが夫婦で参加されていました。

驚いたのは、若い方がかなり多かったということ。

わたしたちより、明らかに年下に見える方もたくさん参加していました。

世の中こんなに不妊で悩んでいる夫婦がいるんだ・・と実感した瞬間でした。


まずクリニックの特色に触れ、妊娠の仕組み、そしてIVFの細かな説明へと移行していきました。

パワポの3D機能などを駆使して、なかなかハイテクなプレゼンテーションだなあ、と感じました。


不妊の原因はほとんどの場合不明だが、

卵子と精子が体内で出会えないことが主な原因と、当院では考える。

(いわゆるピックアップ障害)

なので、いたずらな治療や薬は時間の無駄。

自然周期で行うIVFが最良と考える。

特にKLCでは、排卵誘発剤としてのHCGの使用を、目の敵にしている印象がありますね。


KLCに通院している方々のブログを読んでいたので、

この辺の説明については、すでに把握していたためすんなり頭に入ってきました。

説明はこの後、さらに具体的に採卵についての説明に、移っていきます。


自然にこだわっているとは言え、

メインで行われている採卵の方法は、クロミフェンを服用しての採卵のようでした。

クロミフェンで排卵を抑制しつつ、体が自然に選んだ卵を育て、採卵する。

クロミフェンの使用により、一度に成長する卵の数は、1つから3つ程度ということでした。


採卵は、基本無麻酔。

採卵後は、15分程度の安静で帰宅も可能であるらしい。

(ただ、実際にはこの後問診があるとのこと)

無麻酔なんて・・耐えられるのかしら。


そして気になる実績については、年間誕生する赤ちゃんが3000件ほど、

妊娠にいたるのはおよそ5000件、移植にいたるのはおよそ15000件で、採卵は20000強ということでした。

つまり、採卵して出産にいたる確立は、15%程度ということになります。

こうして数字で見ると、決して高いとは言えませんね。

妊娠までたどり着いても、出産にいたらないケースもとても多いことも、分かります。


それともう一つ、目についたのは、35歳を境にガクっと成功率が下がっていたところ。

やっぱり・・もっと早くに妊活を開始すべきだったんだ。改めてそう思いました。

自分は本当に無知だったんだな、と。

でもたぶん、そう思っているのはわたしだけではないはず。

少子化対策に力を入れるのであれば、思っている以上に早くから卵子は老化するという事実を、

保健体育とかで教えた方がいいんじゃないのかな、と思いました。

けれどもこうやって自分の状況のシビアさを目の当たりにしたはずなのに、

それでもまだ、すぐにIVFへ進む決心はできずにいました。


上記以外には、通院スケジュールなどについて、詳しい説明がありました。

全体的に分かりやすい説明でした。

終始説明は、現院長によって行われました。

KLCの創設者である前院長が、この時すでに院長の座を退いていたことは、

他の方のブログで知っていました。


あと、説明会を通して感じたのは、うちは他と比べてこんなに

すげーんだぜっていう揺るぎない自信、でしょうか 笑

自信があるのは大いに結構。そういうところにこそ、大きな賭けに身をゆだねることができる。

そう思いました。


説明会を終えて、ハチサンの第一声は、


「針が細いのは良いね。17ゲージで刺したりしたら、痛いと思うよ」


さすが、外科医目線・・


採卵の際に使用される針は、世界基準が17ゲージとのことですが、

KLCでは22から23ゲージの針を使用しているとのこと。


それと、年間行っている採卵数の多さ。

ハチサン曰く、こういう治療は技術がモノを言うが、

こなしている数が多いほど、必然的に技術レベルは上がるはずだと。


不妊治療の領域に限らず、ハチサンの専門の外科にしたって、同じことが言えると。

手術の経験数が増えれば増えるほど、手術の腕も比例して上がっていく。

考えてみれば、当然のことですよね。

なのでもし手術が必要になり、病院選びに悩んだら、手術件数の多いところを選ぶと良いようですよ。


話がそれましたが、もしIVFをすることになったら、KLCもしくはKLC系列の病院で、お世話になろう。

・・ということで、二人の意見は一致しました。


とはいえ、現実にIVFまで進んでいる自分を想像しようとしてみても、

なんだかピンと来ない自分がいます。

まだまだ、そこまで腹が括れていないのです。



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