[ハワイ] 笑えるお婆さんの弁当事情 | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



今日も、


窓の外には、


青空の良いお天気が広がる、ハワイ。


はぁ、、どっかに行きたい. ....


が、しかし、今日もパートじゃんか......


なんだかなぁ、、、


なんでこんな年になってまで働かねば.....と、


どす暗い感情に支配されそうになるのを、


もう一人の自分が必死で言い繕う。


元気だからこそ、


こうやって働けるんだよ、


感謝だよ、感謝するんだよ、と。


一歩仕事場に入れば大丈夫なのに、


この行く前の呪縛(笑)




バスの時間に合わせ逆算して、


お婆さんは動き回る。


今日は金曜日。


もう既に、


朝イチでスーパー、セイフェイに行き、


半額の5ドルのチキンと、


同じく5ドルのロール寿司はゲットした。


そうだ、洗濯物をしないと、、


と、重い腰を上げる。


立ち上がる度にもれなく出る、


「よっこらしょ」と、


腰を押さえながらの「あいたたた」は、


今や恒例の老人言葉。


やれやれな60代のパートの日の朝。


そろそろお弁当も作らねば。


元々「食」への拘りはなかった。


半世紀以上前の、


昭和の時代。


田舎の農家の実家の食卓には、


自分ちの田んぼで育てたお米、


畑で採れた、


ほうれん草のお浸しに、味噌汁、


近所の人からお裾分けの、


採れたてアジの塩焼き、、


そんな質素な?(今では贅沢?)


食事で育った昭和のお婆さんは、


とりあえず米さえあれば、


それでいい。


ランチは一人ずつ取るパート先。


人様には見られないからか、


忙しい時なんぞ、


小さなタッパーに詰めた、


ご飯の上に目玉焼き一個とか、


いよいよ全く時間がない時には、


タッパーにご飯だけ詰め、


納豆を1パック鞄に放り込む。


これが生活苦で働いている60代婆の、


まぁ、恥ずかしくて人様には見せられない


我が弁当状況。









さて、バスの時間が迫ってきた。


厚化粧をし、


白髪混じりの残バラ髪に、


オイルを撫で付け、


今日もシニアバスパスを握りしめ、


パートへと出発します!!


今日も何事もなく無事に過ごせますように.....




そうだよね?


って窓の外に向かって一人呟いてみる、、、


が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、


何にも言わず、


ただ黙って佇んでいるだけ.....


続く。


(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)