[ハワイ] 同僚の死に思うこと | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



昨日は、アラモアナとはまた別のパートの日。

ここは、

40半ばでハワイに来てからずっと、

もう20年近く働かせてもらっている職場。

職場だけれど、

婆にとったらハワイの実家みたいなもの。

行くと笑顔で待っていてくれる、ボス夫婦。

ボスは日本人(80代)

奥さん(70代)はローカルジャパニーズ。

行けば、料理好きの奥さんの

手作りの料理が、従業員のために、

所狭しと並んでいる、、、、

こんな職場がどこにあるだろう...

これも食べて!あれも食べてと、

言ってくれる、奥さんは、

英語と日本語を話し、

ふくよかで、

いつもニコニコ笑ってて

面倒見が良く、

何があっても、

大丈夫よ、何とかなるから~と、

従業員の私達を、

日本人のボスを、

長年ずっと支え続けてきてくれている。

そんなあたたかで家族のような職場には、

ローカルの人が多い。

その中でも、ちょっとニヒルで、

日焼けした顔にサングラスが似合っていた、

Gさん。

長年勤めていた会社を早期リタイア。

そして、この職場で、パートをしながら、

3人の孫の面倒を、

一生懸命見ていた。

大変だ、大変だとぶつぶつ言いながらも、

いつも嬉しそうに小さな孫の写真を

みせてくれる、

その時の笑顔は子供のように可愛かった。

心臓の調子がちょっと良くないからと、

辞めてから、1年ほど...

時々顔を見せてくれてたのに...



そんな彼の突然の訃報を知った、昨日。

衝撃だった。


毎日仕事帰りに海へ行き、スイミング、

体を鍛えていた

食べ物には特に拘りがあり、

ベジタリアン。

玉子もチーズも食べなかった。

本当は自分はピザが大好きなんだよ、、

って苦笑いしてたっけ...

あんなに健康に気を付けていたのに、

心臓発作で突然....あの世へ旅立った。

まだ60代だった...







休憩時間に、

よくコーヒーを飲みながら話してくれたのは、

奥さんの事。

自分は短気だから

車の運転の時とかイライラして、

あーだ、こーだって怒って、

散々文句言ってても、

彼女は僕の横で、

そんな僕に、何にも言わず、

嫌がらず、バカにもせず、

ただ優しい微笑みを浮かべてくれてるんだ。

僕の奥さんはそう言う人なんだよ....

僕は本当にラッキーだよ。

彼女みたいな人が奥さんで。

いつもニヒルなくせに、

そう、はにかんで笑う彼に、

奥さんもラッキーだよ、

あなたみたいな良い人が旦那さんで!!

と、いうと、黙って笑ってたっけ...


一人、また一人と、

身近な人がいなくなる....

そして、いつか自分の番も来る。

10年先か、20年先か、、、

いや、明日かもしれない。

爺が先か、婆が先か....

もう、そんなことは考えてもしょうがない。

心配しても何も変わりはしない。

そう、今日が楽しけりゃいいのだ。

この年まで生かせてもらってる。

それだけで、上等、丸儲けなのだ!!!



そうだよね、、

って窓の外に向かって一人呟いてみる...

がダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ....

続く。

(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)