[ハワイ] 何とかなる。一人じゃない | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



60代。

四捨五入したら、もう70の、

年金を貰う年の自分。

老後は当然年金を貰ってゆっくり....

そんな事を夢見ていたが、

現実は厳しかった(笑)

そして、生活のため、

何も考えず始めた新しいパート。

当たり前だけど、

覚えることがいっぱいで、

おばあさんは、パニックに陥る。

覚えても覚えても忘れる。

1つ覚えても次から次へと、

また新しいことが出てくる。

そりゃそうだ、

当たり前だ。

新人なんだから。仕事なんだから。

昨日のことも覚えてないおばさん、

いやおばあさん、、、

そりゃ若者の何倍もの時間がかかるさ...

そう自分で自分を無理やり慰めながらも、

ストレスで夜中にパッと目が覚めるようになる、

悶々とし寝られないまま、

朝を迎えたこともあった.....

毎朝、、まさかの登社拒否状態。

あぁ、行きたくない。

辞めたら楽になれる....

いっそのこと辞めてしまおうか....

そんな情けない愚痴を、

ブログで呟く度に、

励まされてきたのは、

皆さんからの心のこもった多くのコメント。

いつもいつも、

泣きながら読ませてもらった...

そのあたたかい叱咤激励があるからこそ、

今までこうして何とか続けてこられたと、

しみじみ....思う朝。

パートを始めてから5ヶ月になった。

始めたと同時に、

爺の前立腺の病気が発覚。

何度もエマージェンシーと病院へと走った。

911、入院、MRI、細胞検査、

そして初期だが、ガンであるとも告げられた。

何ヵ月も待ち、やっと内視鏡手術。

4ヶ月に渡って付けてきた尿管を、

やっと外すことが出来た、爺。

そんなこんなで、

新しい職場には迷惑をかけた。

あの辛い時も、

どれだけ皆さんに励ましてもらったか.....

風邪の症状もないのに熱があると書けば、

尿管からの感染症ではないかと、

コメントを貰い、

即、近くの病院へ連れていけた。

高熱でもう歩けない爺は、911され、

車椅子で救急車に乗せられ、

エマージェンシーへ。




そしてまさかの2泊の入院。

超高額医療費のアメリカ。

治療費と爺の心配でまた寝られなくなる。

こんな辛くて心細い時でも

いつでも、どんな時でも、

何とかやってこられたのは、

皆さんのおかげです。

本当に心から感謝します。

ありがとうございました。

一人でいたって、一人じゃない。

携帯のブログを開けば、

いつだってどこにいたって、

誰かがいてくれる。

一緒にいてくれる....






昨日いつものバス停で、

待っていたバスは、

めったにお目にかかれない、

可愛いデザインの電気のバス。

音も静かで新しいから中もとてもきれい。




そうして着いたパート先は、

本土からのアメリカ人客も多い。

そこで男性同僚(アメリカ人)に、

暇な時間に、使える英語を教えてもらった。

できるだけ簡単な言い方、もっとない??

と、しつこく聞く、日本のおばあさん(笑)

随分と年上の婆に、

嫌がらず一生懸命に教えてくれる、彼。

そしてそれを必死で丸暗記する婆(苦笑)

なんせ 「This is a pen.」「ジス イズ ア ペン」

で育ってきた昭和の我が発音、

自慢じゃないが、

ネイティブとは程遠い....

が、やらねばならん.....

それをメモに書き留め、

色々教えて貰ってありがとう...

と、お礼を言うと、

彼は、

「大丈夫だよ、

だって自分達は同じチームじゃないか!」

そう言って微笑む横顔を見ながら、

胸がいっぱいになった、昨日。

あぁ、こんな自分でも、

チームメイトと言ってくれる....

同じチームに入ってもいいんだ.....

嬉しくて泣きそうになった日。


そうだよね、、、

って窓の外に向かって一人呟いてみる、、

がダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ ...

続く。

(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)