アロハ
目が覚める。
6時過ぎだと言うのに、
外はまだ薄暗い。
が、その後なんと、こんな朝焼けを、
プレゼントしてくれた、ハワイ。
随分と夜明けが遅くなったもんだ。
今日の最低気温22℃。
最高はなんと25℃まで下がっている。
夏と冬の2つの季節しかないハワイ。
ローカルの人々が待ちかねていた、
涼しい冬がやってきた。
急に寒くなったので、
風邪を引かないよう、
毛布と薄い夏布団のW使いにして、
パジャマの下に、
ユニクロの薄いスパッツを重ね履きし、
ついでにの腰にホッカイロを張り付けて、
眠りに付いた昨日(笑)
まるで極寒の地にいるような出で立ちだけど、
人間の体は生きる為に、
その地の温度に慣れてくると言う。
年に半分のハワイの夏は、
最高気温は、上がっても30℃。
最低が27℃ほどで大体推移する。
体がこの温度に慣れてしまって、
北の国の人には笑われそうだけど、
22℃まで下がると、足が冷え、
こたつが欲しくなるほど(笑)
前立腺肥大で急におしっこが出なくなり、
救急に走ったあの日から、
休んでいた仕事を始めた爺。
おしっこ袋を指差して、
マイ ベストフレンドだと苦笑いをしている。
まぁ、いつも一緒にくっついてるからね~
と、2人で大笑いする。
嵐の前のような静けさ。
手術は免れないとドクターに言われた爺、
クリスマスに年末のこの時期。
来月のMRIを撮ってから、
またいつまで待たされるか定かじゃないし、
どんな道が、
何が待ち受けているのか、
誰にもわからないけど、
とにかく前を向いて進むしかないと、
繰り返し思っては、腹を括る。
いつものような静かな日々。
管を通されて、
おしっこ袋を付けている以外は、
何も変わらない爺。
一番ツラいのは本人。
今まで、何人もの友達が病気になってきた。
あぁ、、大変だなぁ。
ツラいだろうな、怖いだろうな、、
とにかくとにかく頑張ってね...
なんて言ってきた、自分を恥じる....
人はその立場になって、
初めてその気持ちが分かる。
やっと分かる。
体の調子がおかしい、、
病院にいかなくっちゃ、、、
不安にかられる。
病院へ行き、イヤな検査を受ける。
眠れない夜を、過ごす。
病名を告げられ、目の前が真っ暗になる。
落ち込み、泣くだけ泣いて、
どうにか受け止める。
大変な治療が始まる。
心の中は、いつもいつも心配で不安。
手術の日を告げられ、
まな板の上の鯉になる。
意を決する、、、前を向く。
みんな、みんなこんな大変な日々を、
送ってきて今がある....
と、しみじみ、しみじみ思う。
強くならねば。
前を向かねば。
そうだね、、、
って窓の外に向かって一人呟いてみる、、
が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた
何にも言わず、
ただ黙って佇んでいるだけ、、、
続く。