アロハ
いや、しかし、
どうして同じ人間なのに、
こんなに肌体温が違うのか、、、
ってのはアメリカ人爺と結婚し、
まず感じたこと。
20年も一緒にいるから、
もう慣れてるとは言え、
そんな夫婦が暮らすのには、
いろいろと面倒なことがある。
こっちは暑くないのに、
暑い暑いと騒ぎ、ファンをつけまくる。
内心、チッと舌打ちし、
全く暑くもないのに電気代かかるじゃん!
と心の中で毒つく。
冬がきたハワイ。
今日の最高気温は24度。最低は22度。
20年間の南国生活に慣れ、
22℃で寒い寒いと、大騒ぎする婆。
寝る前に、
ユニクロで買ったウルトラなんとかっていう、
タイツを履き、
夏布団に毛布と、二重に防備して
寝ている姿を、
苦笑いしながら、しらっと見ている、爺。
そして一言、
「そんなに寒いのか....?」
そんな肌体温の違う老夫婦。
これは爺だけかと思ったら、
アメリカ人やローカルの人も同じ。
ってことは、日本人が体温低いのか?
どっちがまともなのか誰にもわからないが、
ただひとつ言えることは、
この国の人の肌体温にあわせてるから、
ハワイのビルやレストランに、
一歩足を踏み入れたら最後、
凍結するかと思うほど寒い。
まじで、冷蔵庫並。
上着がないと、とてもじゃないけどいられない、
我々日本人だけど、
アメリカ人爺など、タンクトップで、
あぁ~気持ちがいい~、
と幸せ顔。
国が違えば、肌体温までもが違う。
友達夫婦は、仲良しなのに家庭内別居。
そう、その理由はやっぱり、「肌体温」。
ローカルのダンナは暑い暑いと、
年中冷房ガンガン。
日本人妻は、新婚の時は我慢していたが、
長年の冷蔵庫の寝室に、
身の危険さえ感じ(笑)もう、耐えきれず、
リビングで寝始めたのだ。
そんなこんな言いながら、
家庭内別居を何とか回避しながらも、
20年やってきた。
国際結婚に限らず、
お互いいろいろ言いたいことがある夫婦生活。
何とか折り合いをつけながら、
つかず離れず、
残りの人生、仲良くやっていきたい、
と、思う。
続く。