[ハワイ]#35 老夫婦やっと家を買えると思ったらコロナ | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ




楽園ハワイの約20年前。

楽園は、なかなか楽園にはならなかった、

この20年......ニヤニヤ

まさかの国際再婚をし、

40代半ばで初めての就活。

そして、何とか面接まで漕ぎ着けた....

明日面接だ、と心配気に爺に言ったら、

You can do it.     大丈夫、やれるさ。

と、言って笑った。

.......ケッ!!

オメーはいいよな、ムキー

母国語通じてよー

言葉が通じないこっちの気持ちなんか

わかるわけねーべ、と心の中でひねくれてた。

だけど、このYou can do it.は何故か心に響いた。

You can do it......





就活と言っても、幼稚園児並み、

いや、それ以下の英語レベル。

働けるとこは、日本人観光客が多い

ワイキキしかない。

それくらいのことは、、、、わかる。

この頃は、日本人の観光客は個人よりも、

まだ団体客の方が多くて、

爆買いの中国人もいなかった。

お土産物も、何かもバンバン売れている、

そんな時代だったから

ワイキキの、お土産やいろんなお店が

入ってるこの店舗では、


ほとんどのマネージャーや人事担当者は

英語はもちろんだけど、日本語が話せた。

予定の時間に到着し、

小さな部屋に通された。

ドキドキして待ってると、

小麦色したハーフのような女性がはいってきた。

年齢は婆と同じくらいだろうか。

緊張で固まってた婆に、

優しく笑って話しかけてくれた。

それも、日本語で。

あのーまだこっちに来たばかりで、

英語が話せないんです。

って、初めに言っといた。

いろいろ質問され(日本語で)

じゃあ今から、

このバックをお客さんに売ってみてください。

突然で焦ったが、日本語だったから

しどろもどろでも何とか言えた。

はい、じゃあ英語でも言ってください。


えーーーーーーガーン

ここでパニック。

あ、、えーと、、、、

幼稚園児にバックが売れるだろうか?

無理だろう....

片言の知ってる単語並べ、

これはキレイです。

これは新しいです。

これは安いです。

この色はいいです。

もう息も絶え絶えになりながら

言い続けた。

はい、ありがとうございました。

あ、、、、終わった滝汗

こんなんで受かるわけない。

肩を落として、またとぼとぼ

家に帰った。。。。

続く。